ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

食育子どもミュージカル『ベジタブル!ワンダフル!!』新趣向は成功?

2010-03-26 21:15:52 | 演劇

 この一週間、朝の9時から夜の7時まで、とことん新作作りに取り組んできた。会議も年休とってエスケープし、校舎内某所で部活動。もちろん、送別会もキャンセル!菜の花座の台本も一時お預けだ。ともかく、29,30の初演を乗り切らなくちゃなんない。う~~~ん、苦しい!!

 なんでこんなにせっぱ詰まったか、そりゃ、前作を超える舞台にしたいからだよ。3年生が多かった前年度と違って新体制は役者としては極めて手薄。じゃあその分何で補うか?新メンバーが持っている技術と持ち味しかないでしょ。

 何なの?それ。それは物作りの技術、中でも衣装とかぶり物なんだな。役者で敵わなければ、装置や道具や衣装で勝負ってことだ。そこで、これまでとは異なり、針金細工の着ぐるみをほとんど止めて、発泡スチロールのかぶり物にした。これが実に手間を食う。着ぐるみとは比較にならない細かさだから。さらに衣装。これも出来合いのもの止めて全部作ることにした。

 野菜のかぶり物は、まあこれまでも経験あるのでさほど心配はしなかったが、猫の顔となると、仕上がるまでかなり不安だった。人間の顔の上に猫の顔が乗ってるって構造だからね、こんなのが7匹も出てくる。これ異様じゃないか?不思議な光景じゃないか?違和感だっぷりなんじゃないか?それにだぼだぼの衣装!!

 で、今日ようやくすべてが仕上がって、装置も立て、衣装も身につけ、かぶり物も被って、稽古をしてみた。頭に大きなかぶり物なので、動けるのか?踊ることできるのか?いやいや顔見えるのか?なんてところから全部チェックした。

 途中ショートケーキのイチゴが取れてしまったり、猫のあごがはずれたり?のすったもんだはあったけど、思いがけずいい仕上がりになっていた。誇張したかぶり物と衣装が上手くマッチしていたし、野菜をかたどったパネルもとってもファンタジックでよかった。全体が和やかでコミカルな仕上がりとなっていた。

 それに振り付けも、部員二人がああでもない、こうでもないと悩み抜いただけあって、なかなか面白いものになった。もちろん音楽の良さは言うまでもない。知野さんが作ってくれた音楽の様々な曲調をよく表現したふりになったと思う。

 これなら、年間20回の公演にも耐えられる。県外公演、東京公演も任せてよ!と言える作品になるだろう。そうそう、町田以外にも、ついに東京公演が決まった!でもこの話しはもう少しに煮詰まってからにしておこう。さあ、あとは、問題の役者の力量ってことだな。おっと、その前にせりふ入れろよな!歌詞覚えろよな!ってところってどういうこと?まっ、それだけ物作りが多忙を極めたってことなんだろうな。

 残るは2日!明日はいよいよ通し稽古!どこまで仕上げられるか?勝負は続くよ。

コメント
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