ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ご心配をかけました。『アーダコーダで魔女ナンダ』初演

2012-03-29 21:57:50 | 演劇
 前日の18時に衣装が完成ってどんな初演よ?ってみんな心配してくれた『アーダコーダと魔女ナンダ』の初演、なんとかやり通せた。あんな事前準備で、よくぞここまで仕上がったものだと、改めて置農演劇部の底力を心強く思う。

 こんなことは今までやったことないんだけど、搬入・立て込みの後、即座に通し稽古。そう、会場で通し!ランニングもストレッチも発声もすべて省略で、昨日の続きの通し稽古をした。そのくらいせっぱ詰まってたってことだ。

 当然、ここでもセリフは飛ぶは、間は開くは、出は遅れるはと散々の稽古。そりゃそうだ。慣れた練習場所でやったって上手く行かないものが、本番会場の狭い袖空間の中でスムーズになんて行くはずがない。舞台経験の浅い1年生が中心なんだもの、ちょちょっと段取りしただけで、巧みにやりくりなんてできっこない。こりゃ、立ち往生も覚悟せにゃいかんな、って正直思っていた。

 でも、いざ終わってみると、赤面するような大きな失敗はなしで済ますことができた。微妙に止まったり、間が延びたりはあったものの、セリフのやりとりストップという最悪の事態は免れた。

 いや、できそものは、はなはだ不満だ。歌の声は小さいし、歌詞は忘れているし、歌は走るし、可動パネルの転換はでたらめだし、ダンスは間違えるし、笑いも不発だし、音響もエコーかけ忘れるし、笑顔はないし、・・・・・もう、きりがない。それでも、見終わった子どもたちはみんな面白かったと言ってくれた。1時間5分のお芝居の間、子どもたちの頭が揺れ動くこともなかった。

 1年生中心のこのチームで、これほどまでにかぶり物も衣装も歌やダンスも多い芝居を短期間で仕上げられたってことは、大したものだと思う。明日は、米沢市松川コミセンでの公演だ。13時の開演に、9時から乗り込んで、徹底的に稽古するつもりだ。自信をもって、出来た!と言える舞台に仕上げよう。もちろん、その後も手直しはそこら中で続けていくわけだけれど。


Photo




Photo_2




Photo_3




Photo_4




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする