わずか6年でたわわに実った柿、これがまた、美味いんだ!干し柿の方はまだだが、さわした柿は、もう、絶品!甘いし、適度の歯ごたえと、するっと喉こし!いやぁ、こんな美味しい実ができんなら、もっと早く植えればよかったぜ。桃・栗・三年、柿八年、ってのに、今日びショートカットが流行りだからな、柿だってうかうかしちゃいられんのだろうさ。何でもかんでも促成、時短の時代だ。
庭先果樹が、こんなに簡単にできるなら、桃・栗三年の方も行けんじゃねえか。老い先短い身とは言え、まだ4年や5年は長持ちするだろうから、生きてるうちに実りに出会えるってもんだ。問題は、無農薬ほったらかし栽培でできるか?だ。
桃についちゃ、経験がある。以前山裾の畑を桃園にしようと野望抱いて、数十本育てたことがある。石灰硫黄合剤1度の散布で上々の出来、これまた素晴らしい味わいの桃がとれた。そらそら、これなら桃農家として専業化できんじゃねえか?って、ほくそ笑んだ翌年、猿の大群に強襲されて、全滅!電柵張り巡らしたり、木酢撒いたりしたが、猿知恵にはとうてい太刀打ちできず、白旗掲げて全面撤退。今じゃ畜産農家の牧草畑になり果てている。
まっ、そんなほろ苦い体験はともかく、桃ってやつはリンゴと違い、農薬のお世話にならなくても一人頑張る根性持ちだってことはわかった。だったら、庭先果樹にもぴたりだぜ。
栗だって、そこら中に栗の木植わってて、季節になれば道端にもいが栗が散乱してるところからすりゃ、農薬とは縁遠いだろう。ただ、実に虫が入り易いって難点はあるんだが、そこは、虫と共存共栄?ってことでなんとかなるんじゃないか?
あとは、梅だ。これも庭先果樹としちゃレジェンド的果樹だ。剪定さえしっかりやってやれば、それなりに実が着くはず。だって、フェースブック友達や知人からも、梅とれた!梅酒漬けた!梅ジュース美味い!って妬ましい報告が入ってくるからな。彼らに出来て、俺にできないはずはない!おっと、これはいつもの自惚れ、自信過剰。育ててみりゃわかることだ。
冬も入り口くぐった今頃は、売れ残り品が値引き販売されてる。こいつがねらい目だ。桃は白鳳、栗は銀寄、どっちも聞いたことのある有名品種がほぼ半額で手に入った。昨日、寒風吹きすさぶ中、頑張って植えた。
うーん、できれば梅もこの際植えちまいたいなぁ、と別の資材屋さん覗いたら、あった!たった1本残ってた。が、露茜?聞いたことないぞ。なになに、果肉が紅いだとぉぉぉぉ?ほほぉ、いいんじねえか、赤い梅酒できるなんて。多分スモモとの交配品種なんだろう。よしっ、何かのご縁だ。露茜、お前育ててやるよ。半額だし。
って、ことで、これから梅移植して、ブルーベリーともども雪囲いだ。
その前に、この品種の移植上の注意を確認しておこう、と、ネットで調べたら、なにぃぃぃぃぃ!自家不結実性だとぉぉぉぉぉ!ってことはもう一本、受粉樹を植えんならんってことだぜ!」参った!早まった!もう・・・・・!