気合い、入っるぜぇ、菜の花座!
本番まで2週間となって、連夜の稽古に突入だ。途中、休みは、日、月の二日間だけ。後はぶっ通しで稽古を積み上げ、本番になだれ込む。
凄い、意欲丸出し!熱意沸騰!究極の舞台目指して劇団一丸、と言いたいところだが、実態は、うーん、なかなかねぇ。こうでもして時間稼がにゃ、とてもじゃないが、仕上がらないのさ。どうにか動きも付いたものの、そこから演技を磨く過程にさっぱり進まない。欠席者が多過ぎるんだ。
仕方ないって言やぁ、その通りで、働きながら夜は演劇、とか、家事を済ませて駆けつけるとか、若手現役世代は大変なんだ。だから、毎日欠かさず顔を出すのは、仕事卒業のシニアがほとんど。もっともっと稽古したいのにぃぃ!っと不満のつぶやきも漏れだす。
特に、今回のお芝居は、集団演技のシーンが多い。登場人物が揃わぬことには、息もあって来ない。何より、生きた会話に成っていかない。代役は代役だしなぁ。セリフ合わせ程度のことなら役に立つが、シーンの深まりは期待できない。本役どうしで、みっちりと練り上げたいんだがぁ・・
なんて、ぶつくさ言ってたって、集まれないものは集まれない。出てこれないメンバーたちもそれぞれ努力してるんだ。そろった頭数でやれることやるしかない。そんな半端な稽古だって、みっちり取り組めば、絶対、得るものはある。役者一人一人の力量は間違いなく上がるし、シーンの雰囲気も確実に密度を増して行く。
昨夜の稽古は、本役が4人、代役が2人。音響さん2人はサンプラーへの効果音取り込みに余念なし。それでも、やればやっただけのことはある。効率が悪いのは確かだが、世の中、狙い通りにことが進むなんてあり得ない。意図したことの半分もできれば御の字だぜ。そんな、半端な現状の中で、どれだけ、追及して行ける、そこがアマチュア劇団の力が問われるところだ。
ぐだぐた言わない。不満は飲みこむ。やりたいことより、やれること。その積み上げがきっと本番につながる!それは信じてる。それが経験ってもんだぜ。