12月まで、残るは2週間。いいねぇ、幸せだねぇ、雪の気配まったくなしだ。このまんま、この暖かさ続いてくれよ、お願いだ。
冬を迎える準備、一つ、一つ終わらせて行かにゃぁならんからね。雪囲いって大物もあるが、その前に、越冬野菜の収穫、山形青菜の収穫と漬け込み、おっと、トンネルフレームの片付けもあったっけ。張ってあるネット外して、横パイプを全部下に落とす作業だが、その中に夏前に作ったスイートコーンの残渣が幽霊のように突っ立ったままだ。ふー、まだまだ冬将軍の訪問はお待ちいただきたいね。
まっ、焦ったところで、一気に何もかもってわけにゃいかん。一つずつ着実に片づけていくしかないんだぜ。
今日は、まず、便所の汲み取りを済ませちまおう。昔懐かしぼっとん便所なんでね、年に2~3回の汲み取りが必要なんだ。バキュームカー頼んだりしないぜ。肥え柄杓使って、自分でえっこらやっこら汲み出すんだ。汲んだ糞尿は、実汲み取り口の横に設えたもみ殻堆肥置き場に、もみ殻、米ぬか、有機窒素肥料とともに散布して、発酵させて堆肥にする。
冬前の汲み取りは、春や夏以上に徹底してタンクを空にしなけりゃならない。この先、4月まで雪に覆われちまうからね。さらに、この秋から神さんの母親、100歳!も一緒に暮らすようになって、ポータブル水洗?トイレの排水も加わり、早期に満杯になる可能性が大になった。ここは、とことん汲み出しておかねばならんのよ。
肥え柄杓、何度汲み出したことだろう。途中、休憩も含め、片付け完了まで2時間。よしっ、最大の難関はこれで突破!午後からは、大根の収穫だな。
害虫に散々痛めつけられた畑野菜だが、大根だけは被害を免れた。畑の端にあったからなのか、虫が好かなかったせいなのか。ともかく、上出来だ。すでに、1本、また1本と使ったり、人に上げてきたりしたが、それでも34本もの大豊作だ。しかも、二股とか、寸足らずとかの不良品がたったの3本と良品率も極めて良好、気持ち良く引っこ抜いた。葉っぱは切り落としてヤギさんへ。大根は水洗い。
そうか、軍手濡らすよな、だったら、ボカシの切り返しやってから、大根の洗い方すれば、軍手の洗濯にもなる。それじゃボカシに寄り道。
水分多かったせいか、寒かったせいか、発酵開始が遅れて、心配させられたが、さすがに10日経ってボカシ山の中はほっかほかの砂蒸し温泉だ。これをスコップで掘り起こし、塊りは手で1個1個ほぐす。ここでズルすると、仕上がった時、かちんこちんの塊りだらけになって苦労する。横に溢れたものも救い出したりして、丁寧に切り返して、1時間。よしっ、これも終わった。次だ、次行くぞ。
深めの洗い桶に水溜めてそこに放り込み、ごしごしぎゅっぎゅと手洗い、これが一番効率的なんだ、汚れよく落ちるし。夕暮れが迫ってきちゃいたが、秋の暖かさ、心地よく34本洗い終えた。
うーん、今日は捗ったなぁ!三つも気掛かり仕事、終わらせちまった。この充実感!この達成感!何度でも書くが、暮らしの作業って、このやったね感があるから、毎年毎年、飽きもせず、懲りもせず、続けていられるんだぜ。