今年も書いた、サンタタクシーコント!劇団員にタクシー会社社長と専務って夫婦がいるんでね。
福島県飯坂、伊達をエリアとする「あづまタクシー」。仕事の傍ら演劇に熱中!って二人だから、会社の経営もユニーク、アロマで社内をかぐわし空間に設えたり、乗車時には運転手が自己紹介したり、おやつ常備だったり、・・・サービス様々。夏はアロハ、冬はサンタ衣装で運転するなんて趣向も行っている。
重役二人の芝居好きが高じたのか、サンタタクシーの出発式で、サンタクロースに因んだコントをやりたい、って相談受けたんだ。えっ?サンタクロースのコント?それも運転手さんたちが??
このサンタタクシー、地元じゃちょっとした名物で、出発式には必ずテレビ局が取材に訪れるそうなんだ。で、さらに、知名度アップ!風変り度アピールを目指して、コントの実演?!だって。
今年で2年目、今回のコントは『サンタ衣装窃盗事件』。せっかくの出発式だって言うのに、サンタさんたちは、ズボンや上着、果ては帽子や白髭まで盗まれて大慌て。
サンタ帽の代わりに山高帽被って悦に入ってるサンタとか、何十年、何百年と洗濯してない臭ぁぁぁい上着で平気のサンタとか、様々なコントエピソード重ねて、見つかった犯人は、実はサンタになりたい女性だった、ってオチだ。
誰も疑問に思わないが、サンタクロースって、オジサンばかりなんだよな。どうして男だけなんだ?オバサンだって、トナカイ乗って、煙突潜り抜けて、子どもたちにプレゼン配って歩きたいじゃないか。男女雇用機会均等の世の中で、これはどう見たっておかしいぜ。そんな疑問を強烈に抱いたオバサンが実力行使に及んだ、てお話しだ。
コント初年の昨年は、テレビの紹介はコントに至らず、残念無念!でも、1回くらいの無視にへこたれる二人なんかじゃぁない。テレビの年末恒例取材になるまでやってやるって意気盛んだ。でも、やらされる運転手たちはどうなんだ?うんざり顔じゃないのか?って疑問を呈したら、なんと、社員たち、みんなやる気一杯なんだと!だったら、って、登場人物みんなにセリフも出番も多く書いた。今頃、勤務の合間、稽古に励んでることだろう。
本番は、たしか、12月1日のはず。場所は阿武隈急行、飯坂温泉駅前。お近くの方、これは見ものだぜ。もちろん、テレビでコントも映してくれるといいがなぁ。
あづまタクシーについては、https://www.taxi-no1.com/service.html