疲れた、さすがに疲れた!
育苗イネの種蒔き直し以来、働きづめだもの。ってたって、まるまる終日働いてるわけじゃないんだが。ジイサンの労働としちゃ、ちょっくらハードだった。田植え、薪作り、除草機押し2回、草刈り、大豆種まき・補植、手が空けばまた薪割り、で、そろそろ3回目の除草機押し。
でも、ランニングは別、って夕方走り始めてみたら、なんか、超不調!足は重いし呼吸は苦しい。なぁに、走ってりゃ直るさと続行したものの、やはり続かず、2キロ手前でUターンした。
そうだよな、一日として、完全休養日てのを取ってなかったもの。溜まりに溜まって、体全体疲労が淀んでるんだ。よしっ、次の除草機押しの前に、体力修復プログラムだ。って、ただ休むだけだけどな。
2日間、農作業他、肉体労働はしないと決めた。うまい具合に天気は雨、心置きなく休めるってもんだぜ。本読んで、ビデオ見て、音楽聞いて、・・・あっ、そうだ、パンが品切れだった、じゃあ、パン焼きもしてか。って、おいおい、それ休養プログラムに入れていいのか?美味しいおやつパンで心もリフレッシュ、半日で終わるし、いいのいいの。そりゃそうだが、立ちっぱなしの行ったり来たり、けっこう疲れるぞ。
でも、生産的なこと何にもせずに2日間ごろごろしてるなんて・・・それが休養ってもんだろ。が、その、のんびりゆったりまったりができない昭和のジジイ。早くも、どんなパン作るかなぁ、なんて既成事実化は一歩進んでるぜ。
手がかからない食パンのほかに、おやつ菓子パンはなんにしよう。ジャム挟んだりクリーム包んだりってのは飽きたしなぁ、バターたっぷりブリオッシュも2回作った。我が家専用の今回は、ちょっと新技術に挑戦してみようか。デニッシュなんかどうだ?バターを生地に包んで折りたたむのが、手作業で大変だし、折りたたむごとに冷蔵するってのが面倒であまりやったことがない。もっと、手抜きで出来ないもんか?バリバリの層がねえ、なんて贅沢は言わない。マーブルケーキみたいなもんで十分だ。薄く伸ばした生地に柔らかにしたバター厚めに塗って、さらに生地を重ねる。これを数回やって挟み込み生地を作ってこれを適当に切って焼く。一緒にココアとかシナモンとかも振り混ぜる。ペースト状のジャムも塗れるかな。
220回叩いて捏ね上げた生地、1次発酵させずにすぐに成型作業に入る。発酵させちまうとぷくぷくと膨らんで、薄く伸ばすとか、重ねるとか、しにくくなる。まだ、のっぺりした捏ね上げ生地の状態で一気にバター塗りと生地重ねをやっちまう。形は、ええい面倒だ、短冊に切りゃいいや。発酵1回で済む分、先に仕込んだ食パンと窯入れが被ったが、まぁなんとかやりくりして、どちらも上手に仕上がった。我が家パン、最高のヒットスイーツ、ブドウパンも当然焼いた。
いんちきデニッシュとブドウパンは適当に袋に詰める。食パンは冷めてしっとりしてから切って袋に戻し、どちらも冷凍庫で保存だ。さぁ、これで当分のおやつはできた。心強いなぁ、いつでもスイーツが手元にある暮らし。でも、疲労回復プログラムはどうした?半日のパン作り、これ、労働じゃないのか?うん、まぁ、そうなんだが、精神的なゆとり回復ってことで。