ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

まさか、熱中症?

2021-08-05 10:28:48 | 暮らし

 37℃になるって?なんのなんの、それしき。梅雨明けからのほぼ1カ月、炎天下の田んぼに入り続けてきた俺様だぜ。暑けりゃ、日陰で作業すりゃどっうってことないさ。そんじゃ今日は薪材を刻むか。

 1週間前、鬼面川の河川敷から運び込んだ河川支障木、こいつを刻んじまおうぜ。しつこく続けてきた田の草も出穂で強制終了、農作業以外に時間が割けるようになってきたし、薪材は裏の桜の木の陰に積んである。チェーンソー動かすくらいなら、軽作業じゃないけど、まっ、楽なもんだ、1時間もありゃ終わるさ。

 しばらく振りでもチェーンソーの掛り具合は一発OK。さっさと刻んで割り方に入ろうぜ。河川支障木は柔らかい木が多いから、太かろうが、細かろうがザクザク切れる。仕事、順調に進んでる、はずなんだが、 やけに汗が噴き出るぞ。すでにシャッツはぐしょ濡れだ。腰を曲げて木を動かすのにも気合いを入れる始末、ってなんだ?この疲労度は。

 ガソリンはまだ使い切っていないが、ここらで休憩か。まだ、半分も切り終わっちゃいない。田んぼの除草じゃ2,3時間ぶっ通しで動けるっていうのに。水分補給、水分補給。家に入って、がぶ飲み、ザル飲み。飲んだそばから汗になって吹き出して来る。出て来る汗を扇風機で吹き飛ばして、よしっ、復活じゃ。さて、チェーンソー作業続けるか。軽トラ2台分くらい、刻んじまわないとな。

 が、この蘇生は空元気だった。作業再開、もう早くも辛い。1本切るたんび、大きく呼吸、一息二息入れては次にかかる。ええい、まだ残っちゃいるが、ここで止めか?薪割り作業に入った方が楽じゃないか。いやいや、途中放棄は許せない。あと10数本、最後まで切ってしまおう。

 どうにかこうにか刻み終えて、またまた休憩。吹き出す汗、冷水がぶ飲み。まだ昼までには30分ある。少しでもいいから割っておくか、と、斧を振ってみたが、これがなんとまるで割れない。そうなんだ、こういう柔らかい木は、スパッと行かないんだぜ。ゴムに刃を打ち込んでるみたいに、数ミリ入ったところで跳ね返される。なんだい、燃えりゃすぐに灰になっちまう甲斐性なしのくせして!ナラ材の潔さを見習えよ。

 ダメだ、もうとても太刀打ちできない。ギブアップで家に入ったものの、食欲なんてまるでなし。もちろん、昼の支度をする気力は完全に失われている。ただ、ただ、水分、冷たい水!呆然と座り込んだまま録画番組を見続けて1時間。まずなんか食わねば、でも、食欲は相変わらずゼロ。仕方なく、菓子パン2個を無理やり押し込んで、紅茶で流し込んだ。

 これ、熱中症だよな。めまいとか息切れはないものの、この極度の疲労感!暑さにゃめっぽう強いと自負していたが、さすがにこの37℃には負けた。いや、ここまでの疲労がたまってたんだろうな。まとわりつく熱と湿気、ええい、寄るな、触るな!なぁに、数時間じっとしてりゃ回復するぜ。

 俺様が熱中症?似合わねぇ、って。

 でも、まだ数日は続くって言うぜ、どうする?

 

 

コメント
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