ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

薪棚も一つ完成!

2021-08-12 14:39:15 | 暮らし

 農作業の報告もそうだろけど、薪作りの話しなんて、誰も面白がりゃしないよな。薪材運んだ、あっそう。薪切った、へえそれで?薪積んだ、だからどうした?冷たい反応の光景が目に浮かぶ。農業なら、まだ食べ物に繋がるから、興味はわくさ。美味しそうとか、それ食べてみたいとか、米つくりって大変なんだ、とかね。

 でも、薪となると、自分事に感じる人なんてまずいない。薪ストーブに関心ある人なら別だろうろけど。一冬分の薪作りがどんだけ大変かなんて、いくら力説したところで、あっ、そう、で終わりだぜ。まして、薪の棚を積み上げた!なんて得意顔で得々と説明したところで、おかしいんじゃないの?と、不思議がられるだけだ。

 薪作り、薪ストーブ、なんてのも一種のオタクなんだろうな。だから、チェーンソーのメーカーに蘊蓄傾けたり、斧を何本も買い求めたりして喜んでるってことだ。

 運び込んだ薪材を刻み、斧で叩き割り、難物は楔で割って、ようようすべてに片を付けた、ってことの満足感なんてわかっちゃもらえないに違いない。が、これは書かずにいられない一大難事業の完遂なんだ。大袈裟?!うん、たしかに。

 でも、10日間毎日こつこつかじりつて、積み上がった薪棚!!もう、何度だって見つめ直してしまうぜ。

 やったね!頑張ったぜ!どこが違うの?って、おいっ!手前側にもう一棚出来てるだろうが!

 仕上げた後しばらくは、事あるごとに、事はなくとも、わざわざ見つめるために薪置き場に行ったり来たする。もはや完全なマニアだ。

 でも、この軽トラ2台の薪材が、

 刻まれてこうなって、ついには棚に収まる!感動的じゃないか。やったぜ感に包まれるじゃないか。この達成感があるから、薪作りの苦労もしのげる。冬場の暖房?そんなもん二の次だぜ。いやいや、この流した汗と筋肉の疲労が冬の快適さにつながるってことさ。

 なっ、暮らしってやつはさぁ、効率じゃないだぜ。

コメント
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