ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

切るなよ、サツマイモ貴重なんだから!

2021-10-10 17:40:08 | 畑仕事

 明け方雨降ったから、コシヒカリの脱穀は明日に延期。予報は一日通して曇り、って、なんだよ晴れてきたじゃないか。風も強くて、雨で濡れたのなんて、吹き飛ばしてくれてる。うーん、迷うなぁ、午後からでも脱穀始めるか?午後の数時間でもやっておけば、明日はぐーんと楽になるぜ。仕事の進み具合によっては、黒米と満月モチも扱けるかもしれない。どうする?

 やっぱ、止めた。焦るこたぁないんだぜ、明日は晴天だってことだし、朝からかかれば、ヒトメボレ同様、4時にはすべて片付くはずだ。少しでも乾かしてから扱き落とした方が、米のためにもいいに決まってる。

 と、決めてみたが、なんかしなくて大丈夫か?明後日からは天気下り坂だろ、サツマイモも里芋も掘らなきゃならない。タマネギの移植も今週中だ。作業立て込んでるぞ。それと、この晴れ間で、一日部屋にこもってるってのが、なんとも尻こそばゆい。

 わかった!サツマイモ掘りだ。鬱蒼と茂った葉が、タマネギ移植予定地まで侵入してきてる。こいつを撃退してタマネギ圃場整備するためにも、サツマイモを掘ってしまおう。

 ここらじゃねえか?えいっと差し込んだスコップ、うわっ、切っちまったぜ、それも大物。こんな端までイモついてるなんて思いもしなかったよ。ジャガイモじゃないんだから、株元中心にまとまってイモがついてんじゃないのかい?!

 あたりを覆う葉っぱや茎をしっかりどかさず、ほり上げよう、なんて無精したせいだな。まずは、葉や茎をすべて列外に引きずり出して、畝をはっきりさせてから掘ることにしよう。それと、スコップは最終手段、主役は手掘り!ちょい顔出したイモの周囲を犬のように土を掻き出す。ほれほれ、これなら傷つけることも、途中割れることもなく掘り出せる。おお!大物だぜぇぇぇ!

 今年は苗移植で枯らしてしまってるから、根付いたものは6株くらいしかない。ただ、それがどこだかよくわからない。神さんが管理の担当だったからなぁ。自分の領域以外はどうしても目が届きにくいのさ。でも、さすが、茎や葉を取り去ったので、ははーん、ここらだな、と見当がついた。

 品種?忘れた。欲しいと思ってた苗が売り切れで、残り物を適当に買ってきたから、その時点で、覚える気が薄くなってた、すまん!サツマイモたち。掘り出してみると、なんと中身が紫色ものまである。へぇー、そんなの植えてたんだぁ、ってどこまでもいい加減。

 掘り上げる作業はほんの20分ほど、どっさりの茎葉を片付ける方がよほど大仕事だった。ここはタマネギの畑になる。さっさとどかして堆肥と肥料撒いて耕耘しなきゃならんから、一輪車に山積みして何度も往復して、運び出した。それらはお隣さんのヤギの餌になる。

 たかだか6本だから、収量は知れてる。コンテナに軽く二つ。重さは、持った感じで25キロってところかな。バカでかいものが多くて、これじゃ焼き芋にゃ向かないな。薄切りして天ぷらとか煮物とか、あとはマッシュにしてスイーツ用かな。せっかくの収穫、猫におしっこされたりしないように、広げずに日に当てて行くことにしよう。そう、ジャガイモはやられだんだよ、猫しっこ!

 ざっと1時間のやっつけ仕事、でも、これで目の前の課題は一つクリアだぜ。気持ちはずいぶん楽になった。明日脱穀終わったら、タマネギ圃場の準備だな。

 

 

コメント
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