春先、薪材をもらった人から、電話あり。
「ラフランスの薪材、残ったままだけど・・・」
えっ、それって、別の人の取り分ですけど?
そうか、3人で畑2枚分の伐採木を分け合ったから、譲り合いで「遠慮の一株」になっちゃったんだ。
今さら、こそはだれそれが、なんて擦り付け合う意味もない、はいはい、もらいに行きますよぉ、すぐにでも。畑をきれいさっぱり整地したいって持ち主さんの気持ち、最優先だから。
我が家的には、すでに夏前にすべて切って割って積んでしまってるから、まっ、邪魔にならないところに置いて、来春手を付けることになるけど、貰えるものはありがたく、ってことだな。
久しぶりにチェーンソーの出動だ、刃は研いでないけど、ラフランス切る1本くらいなら大丈夫だろう。すで・・・に背丈から上は切り刻んでくれていることだし・・・
えっ、ここだっけ???
伐採立ち木、全部残って立ってるじゃん!うっそー、ここ別の圃場だったかもぉ、って行き過ぎて探して見たけど、それらしきラフランス廃園はみ見当たらない。
全然記憶と違うよ、残った切り株は数本、どころか、うへぇぇぇ、20本近く全部残ってる。これ、すべて切って、刻んで運ぶのか!こりゃ大仕事だぜ。
ここは全部俺がもらう、なんて話し合いなかったぞ、ぶつぶつぶつ・・・
泣き言言うな!今さら、責任追及するな。もらった以上はありがたくきれいさっぱり頂いてくる。たとえ、1間高さの切り株全部切らなきゃなせんとしても。
しかも、2株は根元に刻んだ枝や細い幹が置いたまま。こりゃ要助っ人、神さんに頼もう。
まずは、すべて切り倒す。
上が払ってあるから楽は楽だが、これだけの太さの木を切り倒すってやっばりなかなかのもんだぜ。チェーンソーの刃もすぐダメになる。
このまんまじゃ非力のジジイにゃ持ち上げられないから、これをすべて3等分、4等分してぇぇぇ、軽トラ荷台に押し上げる。ふぇー、それでもウェイトリフティングぎりぎりだ。
途中、昼休憩を挟んで、4時過ぎまで、二人でぎっぎと働いて、運び終えた。
これ、秋の内に刻んで割って積むか?
そんなん、ありえねぇ!来年よ、春になったらさ。まず、雪の下でじっと耐えておくれよ。すでにこの冬分の薪はたっぷり仕込んであるからさ。