シニア演劇学校6期生公演『アンドロイドファンク』、本番まで残り3日!いよいよ、尻に火がつき、頭に火の粉!だ。
遅れてる。昨夜の稽古でも、未だに動きの手直しがそこかしこ、すまん!6期生あなたたちのせいじゃない。ついこの間まで菜の花座が大きな公演抱えたからなぁ、放ったらかし状態だったんだ、改めて、申し訳ない!が、いくら謝ってみたって、芝居は完成しない。残された時間を目一杯使って、仕上げるしかないってことよ。
この3日間、プラザの舞台に装置を立て込んで稽古できたってのは、ほんと、幸せだった。稽古場で有り合わせの椅子とか使ってするのとじゃぁ、気持ちの入り方が違うもの。
舞台と同じこと、衣装だって本番もの着れば、役に成りきれる。まして、ダンス衣装となれば!!
『アンドロイドファンク』、何が目玉って、このシニアたちの変身なのさ。見てくれ、この思い切った変身した姿を!女たちはとこんとセクシーに!男らは精一杯気取ってダンディーに!家に帰ればおじいちゃん、おばあちゃんかもしれないが、おっと、まだまだ女も男も健在だ。いや、こんな格好したことない。できるなんて思ってもみなかった。
この衣装が決まるまで、1か月以上のダメだしが続いた。最初は有り合わせのもので胡麻化す算段してたシニアたちも、狙いが一発大変身にあるってことにようやく気付いて、自ら、ネットや古着屋を探し回るようになった。ここが大切なところだな。その気にならなきゃ、変身なんてできるもんじゃない。変わり始めてみりゃ、その魅力、絶大さ。
こんな姿、けっこう似合うんだ!なんかすっごく心地いい!
これだよ、シニア演劇の極意ってやつは!60数年生きて凝り固まっちまった自分をほぐして、解き放つ作業なんだ。人生ここまでくりゃぁ、何だってありよ、やりたかったことやってやれ!いや、自分の中で眠っていた白雪姫に熱きキッスを!ってことだ。
ダンスは、正直、下手だ。じっくり見たら傾げた首が180度回転する。でも、大丈夫、心配ないさ。照明がお手伝いする、衣装が手助けする、そして何より、ダンサーの気持ちが観客を揺り動かす。
役者たちの熱い気持ちとここまでの努力、それを暖かく見守る観客。その不思議に優しい空間、それがシニア演劇の舞台だ。
とは言っても、まだまだ、失笑、嘲笑から抜け出せてはいないからね、3日間、死に盛り狂いのジジババ力で頑張ろう!
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