ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

早くも来年の準備!

2021-11-08 10:25:39 | 米つくり

 れれれっ?やることないじゃないの。旧鶏舎の改築も一段落、白菜、キャベツの収穫にゃまだ早いだろ。青菜や赤カブの漬物仕込み、月末でいいしなぁ。この暖かさじゃ雪囲いって気分にもなれんよ。

 そうか、ボカシの仕込み、今からやったっていいんたぜ。冬に入ってから、なんて決まってるわけじゃない。ハエなんかが発生しない気温ならいいんだから、積んだって。

 材料はぁ、先日米ぬか10袋運べたし、有機質肥料2袋も取ってある。土は畑から運びゃあいいんだし、やっちゃえ、やっちゃえ!

 米ぬか中心のボカシ作り始めて、5年くらいか?失敗、さまざま乗り越えて来たなぁ。米ぬかだけで作ろうとして発酵が不十分だったり、米ぬか成分過多で苗の発芽障害引き起こしたり、逆に有機窒素分が未分解で、これまた発芽の邪魔してみたり、・・・。でも、今年の苗づくり、まずまず上手く行ったので、そうか、これでいいんだ、ってようやくレシピ完成だ。

 まっ、ざっとだけど、米ぬか10袋、有機質肥料2袋、畑土3袋ってところかな。大切なのはこの3種をよくよく混合、攪拌することと、たっぷり水を撒くってことだ。米ぬかだけの部分は発酵は進まない。水分不足も同様だ。去年みたいに、発酵始まらず10日くらい経ってから再度水分供給と攪拌なんて愚を繰り返さぬように注意だぜ。

 旧鶏舎内、まず米ぬか広げて、その上に土、そして有機質肥料撒いたら、膝まづいて手を入れる。

 スコップなんかじゃダメだ。両手で揉み合わせ、すり合わせるように混ぜて行く。指先をざっくり差し入れ、中の材料を掘り出し外側と混合、周辺も米ぬかだけになる割合が高いから、ここは救い上げて中央に移動だ。よぉし、均等に混ざった。引っ張って来たホースで水を満遍なく撒いたらまた攪拌、再度散水、攪拌、何度か繰り返し、握ってしっとりまとまるくらいになったら、もう一度一連の作業を繰り返す。これを3回やって、持ち込んだすべての材料を積み上げた。

 使い古しのビニールで覆って、後は発酵を待つ。最初は1週間、後は10日とか2週間に1度切り返して、すべてが発酵終われば完成だ。こんなに暖かいうちに積んだから、今年は、雪が降り積もる前に出来上がるんじゃないか?腰までの積雪掻きわけて切り返しに向かうなんてバカしなくて済むぜ。

 暖かい日差しの中、体も文句言わず、気持ちもゆとりでじっくり仕事ができた。なっ、早くやっちまえばいいんだよ、ってそりゃアフターリタイアの農業だから言えることさ。神さんが母親の介護を終えて農作業に戻って来たってことも大きい。何かと口うるさいのは癇にさわるが、仕事分担の効果は大きいな。

 まだ昼まで時間がある。春先のトマトなんかの野菜育苗用に、堆肥と育苗土も袋に詰めて小屋に運び込んでおこう。

 なんとなぁ、来春の準備まで行き届いたぜ。暖冬、気候変動、不安じゃあるが、正直、助かるって言やぁ、助かるよな、雪国じゃ。

 

 

 


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