ステージおきたま

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6月公演は二つの時代を行き来する!

2023-03-06 10:17:53 | 菜の花座
いろいろ考えちゃ工夫してるんだよ。
言いたいことや主張は有り余るほどあるけど、そんな生ものを盛りだくさんに皿に並べたって、食欲わかんだろ。材料はしっかり吟味して、秘伝の調理法で味付けしないとな。
特に、シリーズもの、「流れ旅 紅一座」の第3弾なんだもの、駅前食堂の安心メニューじゃお客さんに納得してもらえっこない。料理人の腕は2流?いや3流でも、アイディアをフル活用して自慢の一品お出ししないとね。
なに勿体ぶってんだよ、何だよアイディアとか自慢の一品とか?
今回の目玉サービスは、二つの時代を行き来する趣向だ。
一つは明治末1907年、もう一つは戦後すぐの1947年だ。同じ場所での40年間を飛び越え、走り戻りしつつ展開する物語だ。そうさ、行きつ戻りつってところが味付けのポイントだな。二つの時代が、交互に進行していく、ってややこしさ?ちょっとパズルっぽくて知的だとは思わないか?
所は、群馬県、渡良瀬川沿いの村。って書けば、あぁ、足尾鉱毒事件の話しね、ってわかるよな。ここを大衆演劇一座座長の紅咲哉がつなぐ?ほらほら、またもや難関にぶち当たったぜ。どうして咲哉が、谷中村?
ふふふ、そこは見てのお楽しみだ。
今になってもまだ読むのかよ!って蔑みの声に頭下げつつ、またもや資料本を数冊入手。

時間ないから、田中正造関係はジュニア向け、って言っても著者は佐江衆一、と小説、こっちも城山三郎初期の力作、で勘弁してもらった。戦後のどさくさもちょっと覗いておこうと、闇市のガイドブック?もざっと目を通した。明治時代の生きづらさ、なんて本も面白そうだけど、これは台本書き終了後にお預けだ。
実はもう一つ、お楽しみの趣向も準備しいる。主人公を除く他の出演者全員が二役を演じるって試みだ。こりゃ忙しいぜ!40年の時間を何度も飛び越えるんだからな。それも、同じ人物としてじゃない。当然だ。40年経ったらかなりの年寄りになっちまうし、そのたんびにメイク変えるなんて、菜の花座にゃできないテクニックだからな。
おっと、別人になるってのもかなりハードかな?
役者も高い壁を越えてもらわにゃならんけど、その二時代、二役舞台って台本を無理なく仕上げるってのも、かなりの技なんだぜ。
ってことで、この6月公演はなかなかの見ものになる。
まっ、台本書き切れれば、舞台仕上げられれば、って話しだけどな。





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