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フェレー司教へのインタビュー:ローマと聖ピオ十世会との間での教義に関する議論の目的は何ですか?

2009年10月16日 | 聖ピオ十世会関連のニュースなど
アヴェ・マリア!

 愛する兄弟姉妹の皆様、フェレー司教様がアフリカのローデポートでなさったインタビューの一部をご紹介いたします。

フェレー司教様とのインタビュー
Interview with His Lordship Bishop Bernard Fellay, Roodepoort (South Africa)


破門の教令の撤回をもって、ローマと聖ピオ十世会との間で今や教義に関することを取り扱うことになりました。この教義に関する議論の目的は何ですか?

フェレー司教:この教義に関する議論によって私たちが到達しようと期待している目的は、最近における教会の教えのレベルにおいて重要な明確化をすることです。正確に言うと、聖ピオ十世会はその創立者であるルフェーブル大司教に倣い、第二バチカン公会議に関して幾つかの反論があります。その時以来、ヨハネ・パウロ二世の言い方を引用するとカトリック教会内に全く自由に広がってしまった、誤謬や重大な曖昧さをこの討論によって無くさせることが出来ることを期待しています。


この教義に関する議論はどれほどの期間にかけて続けられるのでしょうか?ここで話し合われる主要なトピックは何であり、それらをどのように取り扱うのでしょうか?

フェレー司教:この議論の期間の長さについては、私は何ともいえません。この期間はローマの期待にも依存します。かなり長くかかるかもしれません。
 話し合われる内容は多岐にわたっています。私たちが第二バチカン公会議に関して抱いている主要な反対意見、例えば信教の自由やエキュメニズム、団体主義などについては、よく知られています。この他にも話し合われることになるかもしれない反論には、近代哲学の影響、典礼の革新、この世の精神と教会内における現代思想に対する近代主義の影響、などがあります。

二回のロザリオの十字軍は実りを結びました。2007年7月のモートゥー・プロプリオに関して言えば、聖伝のミサだけを捧げるのではなくまだ新しいミサを捧げてはいるけれども聖伝のミサを捧げ始めている司祭たちに対する私たちの態度はどのようであるべきですか?

フェレー司教:基本的に、全ての時代のミサ聖祭に立ち戻ろうと司祭が望むときにはいつでも、私たちは肯定的態度で彼に接するべきです。私たちはこのことを歓迎し、聖伝のミサそれ自体によって良き実りを結ぶことを期待すべきです。大部分の場合このことが起こることを私たちは既に見てきました。勿論、中には昔のミサ聖祭に無関心にとどまる司祭もいるでしょう。誰がこのことをまじめに考えるか否かについては時間の経過によって分かるでしょう。

この様な司祭たちに関して信者たちにどのようなアドバイスを与えることが出来ますか?平信徒はこのような司祭たちに対してどのようなアプローチを取ればいいのでしょうか?

フェレー司教:平信徒たちは、極めて賢明にとどまらなければなりません。そして自分をおかしな立場に置かないようにしなければなりません。信徒の方々は、司祭たちに近づく前に私たちの聖ピオ十世会の司祭に相談すべきです。極めて多くの状況があり、おのおの司祭によって違っています。そして司祭が聖伝のミサに対して持っている関心が本物であると明らかになるまで、信徒の方々は善意を保ちつつも賢明な態度を取らなければなりません。

日本語訳:トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

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2009年10月15日付けの聖ピオ十世会総長フェレー司教の報道発表

2009年10月16日 | 聖ピオ十世会関連のニュースなど
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 2009年10月15日付けの聖ピオ十世会総長フェレー司教様の報道発表をお知らせいたします。

 フェレー司教は、信仰教義聖省との神学対話のための聖ピオ十世会の代表として次のものを指名した。アルフォンソ・デ・ガラレタ司教(アルゼンチン、ラ・レハの共贖者なる聖母神学校校長)、ブノワ・ド・ジョルナ神父(スイス、エコンの聖ピオ十世国際神学校校長)、ジャン・ミシェル・グレーズ神父(エコンの神学校の教会論教授)、パトリック・ド・ラ・ロック神父(フランス、ナントの修道院長)。

 デ・ガラレタ司教は、2009年四月以来すでに聖ピオ十世会の内部でこの対話の準備の責任者であった。

 この仕事は10月の下旬に開始され、困難となっている教義上の問題に関して穏やかな意見の交換が出来るために必要な慎ましさが求められている。


メンツィンゲンにて、2009年10月15日

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Communiqué du 15 octobre 2009


Mgr Bernard Fellay a nommé comme représentants de la Fraternité Sacerdotale Saint–Pie X pour les entretiens théologiques avec la Congrégation pour la doctrine de la foi : Mgr Alfonso de Galarreta, directeur du Séminaire Nuestra Señora Corredentora de La Reja (Argentine), l’abbé Benoît de Jorna, directeur du Séminaire International Saint-Pie X d’Ecône (Suisse), l’abbé Jean-Michel Gleize, professeur d’ecclésiologie au séminaire d’Ecône, et l’abbé Patrick de La Rocque, prieur du Prieuré Saint-Louis à Nantes (France).

Mgr de Galarreta était déjà président de la commission qui au sein de la Fraternité était chargée de la préparation de ces entretiens, depuis le mois d’avril 2009.

Les travaux débuteront dans la seconde moitié du mois d’octobre et requerront la discrétion nécessaire à un échange serein sur les questions doctrinales qui font difficulté.

Menzingen, le 15 octobre 2009

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