愛する兄弟姉妹の皆様、
新しいミサはエキュメニズムのために作られました。
ジャン・ギトン(Jean Guitton)はパウロ六世の親密な友人でした。何故パウロ六世が新しいミサを作ったかその秘密を直接聞きました。
「"パウロ六世の" という名前を持つ新しい典礼の意向は、信徒らにミサに対するより大きな参加をもとめること、聖書にもっと大きな場所を与え、いわゆる『マジック』とか『実体の聖変化』とかいわれるもの、つまり全実体変化というカトリックの信仰の場所を少なくする、ことだといって間違いはないと思います。言い換えると、パウロ六世には、聖伝の意味においてあまりにも『カトリック』的なものをミサにおいて消し去る、或いは少なくとも訂正するか曲げる、そしてカトリックのミサを、繰り返して言いますが、カルヴィン派のミサに近づけるという意向がありました。」
新しいミサを作った中心人物アンニバレ・ブニーニは新しいミサについてこう言っています。
「教会は、霊魂への愛と別れた私たちの兄弟たちが一致の道へと至るように全てをしようと言う望みとに導かれ、(プロテスタントたちにとって) 躓きや気に入らないかもしれない危険の陰とでもなるかもしれないものは全ての石を取り除いた。」
(Documentation Catholique du 4 avril 1965)
オッセルバトーレ・ロマーノにも、ブニーニは同じことをこう言っています。
「私たちは私たちのカトリックの祈りから、カトリックの典礼から、別れた兄弟達、つまりプロテスタントたちにとって、躓きの陰となるかもしれないものは全て取り除かなければならない。」
(Archbishop Annibale Bugnini, L'Osservatore Romano, March 19, 1965)