アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様、
1992年3月30日、午後8時20分、スペインのマドリードからグラナダに向かう飛行機がグラナダ空港で着陸する時、前後真っ二つになって破壊してしまいました。乗客は94人、乗務員は5人でした。
当時の風雨により飛行機の着陸の動きが狂わされ、飛行機は濡れた滑走路を滑って翼のところで前後真っ二つに壊れてしまいました。しかし乗客が「奇跡的」だと思ったのは、ほとんどの乗客はけがをせず(26人が負傷したが死者は無かった)、飛行機も火が付かなかったことでした。
この時のパイロットは、ハイメ・マサラサ(Jaime Mazarrasa)で、その兄弟ゴンサロ・マサラサ神父(Fr. Gonzalo Mazarrasa)は、当時ローマで学ぶ神学生でした。このスペイン人司祭は、聖ヨゼフに対する30日間の祈りをちょうど終えたばかりでした。マサラサ神父は、この事故で奇跡的に死者がいなかったことは、聖ヨゼフの力のおかげだと確信している、と言っています。
「この世に来るために、天主は一人の女性(聖母)が必要でした。しかし聖母と御子の世話をするために一人の男性も必要でした。天主は、ダヴィドの家系の子孫であるヨゼフ、聖母の浄配を選びました。…聖ヨゼフは、私たちの家庭に聖母とイエズスを受け入れることを教えています。それは聖ヨゼフがしたように私たちも聖母とイエズスのために奉仕して生きるためです」とこの司祭は説明しています。