Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

謙遜というのは「私たちが真理に根付いている」という事、つまり「私たちが創造主から創られた単なる被造物であること」

2020年10月29日 | お説教・霊的講話
2020年9月20日(主日)聖霊降臨後第16主日のミサ

聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父(東京)


聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄弟の皆さん、今日福音でイエズス様は、「謙遜がどれほど大切か」という事を教えて下さいます。

謙遜の反対は傲慢です。傲慢によって、光の天使であったルチフェルは、サタンになりました。傲慢によって、アダムとエヴァは、天主から命じられた事を、禁止されている事に反して、善と悪の知恵の実を食べてしまいました。傲慢な人は、必ず辱められます。

しかし、マリア様はとても謙遜でした。謙遜というのは一体何なのでしょうか?

謙遜というのは、「私たちが真理に根付いている」という事です。真理に根付いているという事は、「私たちが天主から、創造主から創られた単なる被造物であって、無に過ぎない。全て私たちの持っているものは、与えられたものだ」という事を、そのまま認める事です。

私たちが持っているものは全て、良いものは全て与えられました。私たちが持っているもので、与えられなかったものはありません。その事を感謝して、それを認める事、これが謙遜です。

私たちは全て与えられた、無に等しい者。私たちは誇る理由は全くない、という事です。

マリア様に、私たちが謙遜である御恵みを求めましょう。謙遜であればあるほど、ますます御恵みを受けて、ますます高められます。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。