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2019年の大天使聖ミカエルの祝日の説教(東京、大阪) : ピーター・フォルティン神父様 9月29日(主)

2019年10月01日 | お説教・霊的講話
2019年の大天使聖ミカエルの祝日の説教(東京、大阪)
2019年9月29日(主)
聖ピオ十世会司祭 ピーター・フォルティン神父様


愛する信者の皆さん、
聖書と聖伝から、天主が喜んで仲介者をお使いになることを私たちは知っています。人間と天使のどちらも、天主からのメッセージや祝福、保護をもたらすために使われます。天主はしばしば、霊魂や家族、集団、国々の世話をするために、この世における御摂理の一部として聖なる天使たちをお使いになります。聖なる天使は純粋な霊であり、死ぬことはありません。天使は、場所から場所へと思いのままに移動する力を持っています。天使には、最高の知性と非常に強い力があります。聖なる大天使たちの中で、聖ミカエル、聖ガブリエル、聖ラファエルは、聖書の中で特に有名です。聖ミカエルは、その名前が「たれか天主にしくものあらん[誰か天主に比べられる者があろうか、あるはずがない]」という意味です。聖ミカエルは、ルチフェルとその仲間たちが天主に対して反乱を起こした際に、彼らに反対した忠実な天使たちの総帥です。悪魔は、天主の教会の不倶戴天の敵なのですから、聖ミカエルは天主によって、時の終わりまで悪魔の攻撃に対抗する特別な保護者として教会に与えられました。聖ミカエルは義人と悪人を分けるために、正義のつるぎをふるうことになるのです(黙示録12章7節以下参照)。

教会のこの特別な守護者にして保護者である聖ミカエルについて、反キリストによる最後の迫害の期間に教会を力強く守るであろう、と言われています。「そのとき、ミカエルが立ち上がる。なんじの民の子らを守る偉大な君主である」(ダニエル12章1節)。

初期の教父たちは、天使と大天使の重要性、特に聖ミカエルの重要性を認識していました。キュロスのテオドレトス(393-466年)は、そのダニエル書の解釈において、「われわれを守護し保護するために、またわれわれを悪魔のわなから救うために、われわれ一人一人は個々の天使の世話に託されている、とわれわれは教えられている。聖モーゼが教えたように、大天使は諸民族を守護する任務を委託されている。また聖ダニエルは、この説明に同意している。なぜなら、彼自らが『ペルシャ人の王国の君主』のことを語り、また少しのちには『ギリシャ人の君主』のことを語っており、その一方で彼はミカエルをイスラエルの君主と呼んでいるからである」。聖ミカエルは天主の民である旧約のユダヤ人たちを保護する役目を与えられていたのです。教父たちはまた、聖ミカエルこそが、アダムとエバが追放されたあと楽園の門で見張っていた天使であったこと、彼を通じて天主が十戒を公表なさったその天使であったこと、バラアムの通り道を妨げたその天使であったこと(民数記22章20節以下)、そしてセンナケリブの軍隊を全滅させたその天使であったこと(歴代誌下32章21節)、を断定するのです。

聖バジリウスと他のギリシャ教父たちは、聖ミカエルをすべての天使の総帥と位置づけました。中世のスコラ時代には、「天使の九階級」という説明がなされ、聖ミカエルはその第一の階級である熾天使(セラフィム)たちの総帥であると言う人々もいました。聖トマス・アクィナスは、聖ミカエルを最後の階級である天使たちの総帥としました。この力ある天使のさまざまな出現は、聖ミカエルが教会を保護していることを証明しています。ここでは三つの出現、ガルガーノ、ローマ、モン・サン・ミシェルについてお話ししましょう。

イタリアの南部にあるガルガーノで492年、ガルガーノという名前の男が田舎で大きな家畜の群れを放牧していました。ある日、一頭の牡牛が山に逃げ、行方がわからなくなりました。牡牛はある洞窟の中へ走って行ったのです。ガルガーノはその洞窟に向かって矢を射かけましたが、その矢は戻って来てガルガーノを傷つけました。これは非常に奇妙な出来事だったため、心配した人たちは地域の司教に相談することに決めました。司教は3日間の断食と祈りを命じました。3日後に、大天使聖ミカエルが司教に現れて、牡牛が避難所とした洞窟は聖ミカエルの保護のもとにあり、また天主は、聖ミカエルの名のもとに、また全ての聖なる天使に敬意を表すためにこの洞窟が奉献されることをお望みである、と宣言しました。司教は聖職者や人々とともに洞窟に行きましたが、洞窟の構造がすでに部分的に教会の形であるのに気付きました。聖なるミサがそこで捧げられ、その同じ場所に壮大な聖堂が建てられ、多くの大いなる奇蹟が起こりました。そして、聖なる大天使の保護をお与えになった天主の善に感謝するために、この大天使聖ミカエルに敬意を表す特別な祝日が教会によって制定されました。

590年、大規模なペストがローマを襲いました。大教皇聖グレゴリオは、悔悛のわざとして行列を率いて街路を巡り、罪の赦しと償いを求めました。すると、ハドリアヌスの墓(現在は聖ペトロ大聖堂の近くのサンタンジェロ城)のところに、聖ミカエルが現れてつるぎを鞘におさめ、ペストの終わりを示しました。教皇は、のちにこの墓の上に聖堂を建て、そこには今日まで聖ミカエルの大きな像が残っています。

フランスのノルマンディーでは708年、聖ミカエルがアブランシュの司教聖オーベールに夢の中に現れました。大天使は司教に対して、自分の名によって島の上に聖所を建てるように命じました。オーベールはただの夢に過ぎないと信じて、この命令を無視しました。次の夜、大天使ミカエルが再び現れて、自分に敬意を表してモン・トンブ[トンブ山]の上に聖所を建てるようにとの命令を繰り返しました。またもや、オーベールはこれを信じませんでした。いずれにせよ、海に囲まれて孤立した山の上の草の生い茂った岩だらけの地形のところに教会を建てるとすれば、とてつもなく大変な仕事になってしまうことでしょう。そこで司教は再び、この繰り返す夢を無視しました。オーベールが次の夜に眠っていると、大天使ミカエルが指をオーベールのひたいに押し当てて、同じ命令を繰り返しました。翌朝オーベールが起きてみると、自分のひたいにくぼみがあるのに気が付きました。オーベールは709年の年末に、教会を建てて大天使ミカエルに奉献するよう命じました。聖オーベールの頭蓋骨にはくぼみがあり、このことが真実であることを証明しています。

私たちのカトリックの聖伝においては、聖ミカエルには四つの任務があるとされます。(1)サタンと他の堕天使たちに対する戦いを遂行し続けること。(2)信者たちの霊魂を、特に臨終のときに、サタンの力から救い出すこと。(3)天主の民、すなわち旧約のユダヤ人たちと新約のキリスト教徒たちを守護すること。(4)最後に、この世のいのちから離れた霊魂たちを導いて、彼らを私審判のために私たちの主に差し出し、また時の終わりには公審判のために差し出すこと、です。このため、キリスト教美術では聖ミカエルが、武具をまとってつるぎまたは槍を持った戦う騎士として描かれたり、また、ヘビあるいは他の悪魔を象徴するものの上に勝ち誇って立っている戦う騎士として描かれたりします。時には、共に最後の審判の象徴である正義の秤あるいはいのちの書を持っている姿で描かれます。



カトリック信者として、私たちは、サタンと悪の力に対抗して私たちを守る聖ミカエルの重要な役割を典礼の中において記念してきました。死者のためのミサにおける古い奉献誦は、これらの任務を証明しています。「栄光の王、主イエズス・キリストよ、死せる信者すべての霊魂を、地獄の苦しみと底なき深淵とから救い出したまえ。彼らが冥府(よみ)の世界に飲み込まれ、暗闇に落ちぬよう、獅子の口から解き放ち給え。旗手聖ミカエルが彼らを聖い光明に導かんことを。主がその昔、アブラハムとその子孫とに約束し給うたその光に。主よ、いけにえと祈りとをわれらは主に捧げ奉る。本日記念する霊魂たちのために、これを受け入れ給え。主よ、彼らを死から生命へと移し給え。主がその昔、アブラハムとその子孫とに約束し給うたその生命へ」。

1200年代以来、聖なるミサにおいては、聖ミカエルは、コンフィテオールの祈りの中で、童貞聖マリアや洗者聖ヨハネ、聖ペトロと聖パウロとともに祈願の対象とされています。これらの聖人たちに祈願することは、信者が聖性へと呼ばれていること、そして天国の勝利の教会には罪が存在しないことを信者に思い起こさせます。

20世紀のかなりの間、信者たちはミサの終わりに聖ミカエルへの祈りを唱えました。教皇レオ十三世(1903年帰天)は、悲しみと戦争という来たる世紀についての預言的な幻視を見ました。ミサを捧げたあと、教皇は枢機卿たちと協議していました。突然、彼は床に倒れました。枢機卿たちは急いで医者を呼びました。脈はなく、教皇は死んだのではと皆恐れました。するとまた突然、教皇レオは意識を取り戻し、「私は何という恐ろしい情景を見るのを許されたことだろう!」と言いました。この幻視の中で、天主はサタンに対して、サタンが教会にその最悪のわざを行うための一世紀を選ぶ権利をお与えになりました。悪魔は20世紀を選びました。教皇はこの幻視に非常に心を動かされたため、次の大天使聖ミカエルへの祈りを作りました。「大天使聖ミカエル、戦いにおいてわれらを護り、悪魔の凶悪なる謀計に勝たしめ給え・・・」。

教皇レオは、1886年に、この祈りをミサの終わりに唱えるように命じました。(教皇パウロ六世が1968年にノブスオルドミサを発表したとき、ミサの終わりにあった、この聖ミカエルのへの祈りと「最後の福音」の朗読は廃止されました。)

最後に、聖ミカエルは、悪魔祓い(エクソシズム)の儀式において重要な役割を果たす存在です。特に、悪魔の攻撃を受けた場所の場合がそうです。ここでは、司祭はこう祈ります。「いとも栄光ある天軍の総帥、大天使聖ミカエルよ、この世の闇の君主たち、権力者たち、支配者たちとの戦いにおいて、これら元天使らの霊的な悪に対する戦いにおいて、われらを護り給え。天主がその似姿としてつくり給い、サタンの暴政から大いなる代価もて買い戻し給うた人間を助けに来り給え。教会はその守護者にして保護者として御身を敬い奉る。主は、これら贖われた霊魂らすべてを、御身の世話に委ね給うた。そは、御身が彼らを天国の幸いへと導かれんがためなり。われらの足元にサタンを踏み砕き給うよう、平和の天主に祈り給え。そは、サタンがもはや人間を捕らえ、教会を傷つけること能わざらんがためなり。われらの祈りを、いと高き天主に捧げたまえ。そは、天主の御あわれみが、早くわれらに与えられんがためなり。敵にして悪しき霊なるかの獣、かのいにしえのヘビを捕らえ。彼を永遠に無なるものとなし給え、そは、彼がもはや諸民族を誘惑せざらんがためなり」。

1994年の春、教皇ヨハネ・パウロ二世は、大天使聖ミカエルへの祈りを捧げるよう信者たちに求めました。教皇はまた、この祈りをミサで唱えることがもう一度制定されるように強く示唆しました。[しかし]教皇はミサでこの祈りを唱えるよう命じることはありませんでした。この教皇が、教会と世界に存在する重い罪、つまり信仰の喪失、冒涜、涜聖、宗教的無関心、また妊娠中絶や安楽死、虐殺、同性愛運動という罪に対応していたのは、明らかです。サタンと他の堕天使たちは、霊魂たちを地獄に導くよう全力を尽くしています。私たちには、こんにち、特に力強い聖ミカエルが必要です。この理由のため、私たちは聖ミカエルに対してミサの最後に祈りを捧げ、また聖なるロザリオとファチマの天使の祈りを捧げるのです。

聖ミカエルは教会の保護者であるのみならず、すべての信者の霊魂の保護者です。けんそんによって、彼は悪魔を打ち負かしました。同じ戦いに参加している私たちは、彼の武器を自分のものにしなければなりません。それは、けんそんと、天主への愛です。この大天使を天主のもとでの私たちの指導者とみなし、この私たちの保護者の有名な叫び「たれか天主にしくものあらん」をもって、悪魔のあらゆる攻撃に勇敢に立ち向かいましょう。私たちを助け、保護してくださるよう、特に、天使の軍団の元后である聖母に祈りましょう。



【英語原文】

St. Michael 2019 Tokyo/Osaka
Fr Peter Fortin, SSPX


Dear Faithful,
From Holy Scripture and tradition, we know that God is pleased to use intermediaries. Both men and angels are used to convey the messages and blessings and protection from God. He often makes use of the Holy Angels as part of His Divine providence in this world for the care of souls, families, congregations and countries. The Holy Angels are pure spirits and are immortal. They have the power of moving at will from place to place. They are of supreme intelligence and very powerful. Among the Holy Archangels, Saints Michael, Gabriel and Raphael are particularly distinguished in the Scriptures. Saint Michael, whose name means Who is like unto God? St. Michael is the prince of the faithful Angels who opposed Lucifer and his followers in their revolt against God. Since the devil is the sworn enemy of God's holy Church, Saint Michael is given to it by God as its special protector against the assaults of the devil until the end of time. He will wield the sword of justice to separate the righteous from the evil (cf. Revelation 12:7ff).

It is said of this special guardian and protector of the Church that, during the final persecution of Antichrist, he will powerfully defend it: At that time shall Michael rise up, the great prince who protects the children of thy people. (Dan. 12:1)

The early Church Fathers recognized the importance of the angels and archangels, particularly St. Michael. Theodoret of Cyrus (393-466) in his interpretation of Daniel wrote, “We are taught that each one of us is entrusted to the care of an individual angel to guard and protect us, and to deliver us from the snares of evil demons. Archangels are entrusted with the tasks of guarding nations, as the Blessed Moses taught, and with those remarks the Blessed Daniel is in accord; for he himself speaks of ‘the chief of the Kingdom of the Persians,’ and a little later of ‘the chief of the Greeks,’ while he calls Michael the chief of Israel.'” He was to protect the People of God, the Jews of the Old Covenant. The Church Fathers would also posit that St. Michael stood guard at the gate of paradise after Adam and Eve had been banished, and he was the angel through whom God published the Ten Commandments, who blocked the passage of Balaam (Number 22:20ff), and who destroyed the army of Sennacherib (2 Chronicles 32:21).

St. Basil and other Greek Fathers ranked St. Michael as the Prince of all the Angels. During the scholastic period of the middle ages and the exposition of the “nine choirs of angels,” some said St. Michael was the prince of the Seraphim, the first of the choirs. St. Thomas Aquinas assigned St. Michael as the prince of the last choir, the angels. Various apparitions of this powerful Angel prove the protection of Saint Michael over the Church. I will mention three apparitions. Gargano, Rome and Mont Saint Michel.

In Gargano, the southern part of Italy, in the year 492 a man named Gargan was pasturing his large herds in the countryside. One day a bull fled to the mountain, where at first it could not be found. The bull ran into a cave. Gargan shot an arrow into the cave, but the arrow returned to wound himself. It was very strange so the persons concerned decided to consult the bishop of the region. The bishop ordered three days of fasting and prayers. After three days, the Archangel Saint Michael appeared to the bishop and declared that the cave where the bull had taken refuge was under his protection, and that God wanted it to be consecrated under his name and in honor of all the Holy Angels. Accompanied by his clergy and people, the pontiff went to that cavern, which he found that the structure was already a partial form of a church. The Holy Mass was offered there, and there arose in this same place a magnificent temple where many great miracles were worked. To give thanks God's goodness for the protection of the holy Archangel, a special feast day was instituted by the Church in his honor.

In Rome, in year 590, a great plague struck Rome. Pope St. Gregory the Great led a procession through the streets as an act of penance, seeking the forgiveness of and atoning for sin. At the tomb of Hadrian (now Castle Sant’ Angelo near St. Peter’s Basilica), St. Michael appeared and sheathed his sword, indicating the end of the plague. The Holy Father later built a chapel at the top of the tomb and to this day a large statue of St. Michael rests there.

In Normandy, France in the year 708, the St. Michael appeared to St. Aubert, the bishop of Avranches, in a dream. The archangel ordered the bishop to build a sanctuary in his name at the top of the island. Aubert ignored this order as he believed it only a dream. The next night, the Archangel Michael appeared again and repeated his order to build a sanctuary at the top of Mont Tombe in his honor. Again, Aubert was unconvinced - and in any case, building a church on overgrown and rocky terrain on an isolated mount surrounded by the sea would be an immense task. The bishop ignored again this recurring dream. As Aubert slept the following night, the Archangel Michael pressed his finger into Aubert’s forehead and repeated his command. Aubert awoke the next morning to find that there was a hole in his head. He ordered in late 709, a church was built and devoted to Archangel Michael. The skull of St. Aubert testifies to the veracity of this as there is a hole in the skull.

In our Catholic tradition, St. Michael has four duties: (1) To continue to wage battle against Satan and the other fallen angels; (2) to save the souls of the faithful from the power of Satan especially at the hour of death; (3) to protect the People of God, both the Jews of the Old Covenant and the Christians of the New Covenant; and (4) finally to lead the souls of the departed from this life and present them to our Lord for the particular judgment, and at the end of time, for the final judgment. For these reasons, Christian art depicts St. Michael as a knight-warrior, wearing battle armor, and holding a sword or spear, while standing triumphantly on a serpent or other representation of Satan. Sometimes he is depicted holding the scales of justice or the Book of Life, both symbols of the last judgment.

As Catholics, we have remembered in the liturgy the important role of St. Michael in defending us against Satan and the powers of evil. An ancient offertory chant in the Mass for the Dead attested to these duties: “Lord, Jesus Christ, King of Glory, deliver the souls of all the faithful departed from the pains of Hell and from the deep pit; deliver them from the mouth of the lion that Hell may not swallow them up and that they may not fall into darkness, but may the standard-bearer Michael conduct them into the holy light, which thou didst promise of old to Abraham and his seed. We offer to thee, Lord, sacrifices and prayers; do thou receive them in behalf of those souls whom we commemorate this day. Grant them, Lord, to pass from death to that life which thou didst promise of old to Abraham and to his seed.”

In the Tridentine Mass since the 1200s, St. Michael was invoked in the Confiteor, along with the Blessed Virgin Mary, St. John the Baptizer, and Saints Peter and Paul; the invocation of these saints inspired the faithful to remember the call to holiness and the sinlessness of the Church Triumphant in Heaven.

For the greater part of the twentieth century, the faithful recited the prayer to St. Michael at the end of the Mass. Pope Leo XIII (d. 1903) had a prophetic vision of the coming century of sorrow and war. After celebrating Mass, the Holy Father was conferring with his cardinals. Suddenly, he fell to the floor. The cardinals immediately called for a doctor. No pulse was detected, and the Holy Father was feared dead. Just as suddenly, Pope Leo awoke and said, “What a horrible picture I was permitted to see!” In this vision, God gave Satan the choice of one century in which to do his worst work against the Church. The devil chose the twentieth century. So moved was the Holy Father from this vision that he composed the prayer to St. Michael the Archangel: “St. Michael the Archangel, defend us in battle! Be our protection against the wickedness and snares of the devil…etc.”

Pope Leo ordered this prayer said at the conclusion of Mass in 1886. (When Pope Paul VI issued the Novus Ordo of the Mass in 1968, the prayer to St. Michael and the reading of the “last gospel” at the end of the Mass were suppressed.)


Finally, St. Michael figures prominently in the Rite of Exorcism, particularly in the case of diabolical infestation of places. Here the priest prays: “Most glorious Prince of the heavenly Army, Holy Michael the Archangel, defend us in battle against the princes and powers and rulers of darkness in this world, against the spiritual iniquities of those former angels. Come to the help of man whom God made in his own image and whom he bought from the tyranny of Satan at a great price. The Church venerates you as her custodian and patron. The Lord confided to your care all the souls of those redeemed, so that you would lead them to happiness in Heaven. Pray to the God of peace that he crush Satan under our feet; so that Satan no longer be able to hold men captive and thus injure the Church. Offer our prayers to the Most High God, so that His mercies be given us soon. Make captive that Animal, that Ancient serpent, which is enemy and Evil Spirit, and reduce it to everlasting nothingness, so that it no longer seduce the nations.”

In the Spring of 1994, Pope John Paul II, urged the faithful to offer the prayer to St. Michael the Archangel. He also made the strong suggestion that the recitation of the prayer be instituted at Mass once again. The Holy Father did not mandate the recitation of the prayer at Mass. Clearly, the Pope was responding to the grave sins present in the church and in the world, the loss of faith, blasphemy, sacrilege, religious indifference, the sins of abortion, euthanasia, genocide, and the homosexual movements. Satan and the other fallen angels are doing their best to lead souls to Hell. We need especially the powerful St. Michael today. For this reason, we offer the prayer in his honor at the conclusion of Mass and Holy Rosary and prayer of the Angel of Fatima.

Saint Michael is not only the protector of the Church, but of every faithful soul. By humility he defeated the devil; we who are enlisted in the same warfare must adopt his weapons — humility and a great love of God. Regarding this Archangel as our leader under God, let us courageously resist the devil in all his assaults with our protector's famous exclamation: Who is like unto God? We pray especially to Our Lady, the Queen of the Legions of Angels to assist and protect us.

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