アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様、
復活の節(Tempus Paschatis)は、もうすぐ終わろうとしています。
復活の節(Tempus Paschatis)と復活祭的な時節(Tempus Paschale)との違いにご注意ください。
復活祭的な時節(Tempus Paschale)とは、復活祭の前日のミサから聖霊降臨の八日間の最後の土曜日(これを含む)までのことです。この時節の間には、次が含まれています。a) 復活節(Tempus Paschatis)b) 昇天節(Tempus Ascensionis)c) 聖霊降臨の八日間(Octava Pentecostes)です。
典礼書には、よくカッコつきで(T.P. Alleluia)などと書かれていますが、これは、御復活の時節(Tempus Paschale)の間は、アレルヤを唱えよ、という意味です。
ところで、復活の節(Tempus Paschatis)と復活祭的な時節(Tempus Paschale)との違いは、日本語に違いをつけて訳すのが難しいので、復活節(Tempus Paschatis)と復活節(Tempus Paschale)と同じように訳されがちです。
英語でも、この翻訳の仕方にはいろいろ見受けられます。
● Rev. Patrick Murphy. The New Rublics of the Roman Breviary and Missal, 1960.
Tempus Paschatis = Eastertide
Tempus Paschale = Season of Easter
● Fr. Kevin Seasoltz, The New Liturgy: A Documentation, 1903-1966. Herder & Herder, NY, 1966, pp.308-328.
Tempus Paschatis = Easter season
Tempus Paschale = Paschaltide
● Fisheaters
Tempus Paschale = Eastertide or Paschaltide