Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

ヴィガノ大司教「カトリック教会内部においても、イエズス様はその王冠を奪われている。」

2020年09月09日 | お説教・霊的講話

アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

2020年8月16日、聖霊降臨後第11主日に東京で録画した小野田神父のメッセージをご紹介いたします。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン

愛する兄弟の皆さん、昨日は聖母被昇天の大祝日でした。

私たちはマリア様が天に凱旋されて、そして遂にイエズス様から、王の王であるイエズス様から、女王としての、天地の元后としての王冠を得られて、天使たちそして聖人たちが、この天地の女王である元后であるマリア様を天国に迎えて、大歓迎して、そして大歓喜の内に喜んだ、という被昇天の玄義を黙想致しました。肉体と霊魂も天に上げられたマリア様のその栄光を黙想しました。

その翌日の今日、この続きで、マリア様がこの栄光を、女王としての元后としての権利と権威を受けた、その「誰から」受けたか、という事を黙想致しましょう。

実は、「イエズス・キリスト様から」受けました。何故かというとイエズス様は、「天主の本性」によって、そして「贖い」という征服によって、「悪魔に打ち勝った」という贖いの業によって、私たちの天地の王であるからです。王の王であって、そして信じる者のみならず、全人類の王として統治する権利と、その力を持っているからです。

これはカトリックの信仰のドグマです。ピオ十一世教皇様が、「この『イエズス・キリストが王である』という事を、必ず全国際社会が認めなければならない」と強く訴えておられました。

ところで、この「イエズス様が王である」という事は、現代忘れられてしまっています。

つい最近、イタリアのマルコ・トサッティというジャーナリストとのインタビューの時に、ヴィガノ大司教は、引退教皇様であるベネディクト十六世の書いた論文において、「今、聖職者たちの間で道徳的な基準の弛緩がある、道徳の基準が緩んでいる。そしてそれが教会中に広がっている」というのを見て、「これは、公会議の精神と関係がある」と、教皇様は指摘しました。

ヴィガノ大司教様は、「確かにその通りであって、なぜこのように道徳の弛緩があり、信仰の弛みが生じてしまっているかというと、何故ならば、イエズス・キリスト様が王冠を奪われているから、その王座から追い払われているからだ」と言います。

「現代社会の世俗社会においてのみならず、教会内部においても、イエズス様はその王冠を奪われている。王として認められていない」と指摘しています。

まさに、そこにこそ核心があります。まさにそこにこそ、私たちの問題の、究極の問題があります。何故かというとヴィガノ大司教によれば、例えば“Dignitatis Humanae”『人間の尊厳に関する宣言』等によって、「人間は天主から独立して、自立した空間を持つ事ができる、そんな権利がある」などと言っています。

被造物の分際で、「王から独立した自立的な空間を、私がエンジョイする事ができる」あるいは、「どのような宗教であっても、公にその自分の宗教を信じる事を表現する事を、例え悪魔を信じるものであったとしても、その他のどのようなものであっても、公権力によって妨害されない権利がある」と、カトリック教会の教えていなかった事を教えています。「人間の権利として。」

ですから、「イエズス・キリストを王座から追い払って、人間がその王座に付いている」と指摘するのは、確かにその通りです。

そればかりではありません。イエズス・キリストが唯一の君主として、王の王としてあるのであるから、その代理者である教皇様も、教会の王でなければなりません。教会は君主制として、1つの頭の下にあるものとして作られました。

しかし、司教団体主義によって、コレジアリティによって、「教会には今、頭が2つある」とされています。「教皇様」と、もう一つの頭は「教皇様を含めた司教団」です。この2つが、全教会に対する最高の権利を持っている、権威を持っている、統治権を持っている、とされています。

「これによって、イエズス様の王位は失われた。だからこれを、」ヴィガノ大司教は「回復しなければならない」と訴えています。

では、どうしたら良いでしょうか?

私たちのできる事は、このイエズス様の王位がまた、カトリック教会に戻るように、全世界に戻るように、償いの国際十字軍を継続したいと思っています。シュナイダー司教様が訴えて、そして始められたその十字軍を、私たちも更に続けていきましょう。

何をしたら良いでしょうか?3つあります。

⑴昔ながらの、聖伝のラテン語のミサに与って下さい。ここにこそ、カトリック信仰の真髄が、何も変わっていない本質が凝縮されています。日本では東京と大阪に、毎週主日にミサがあります。東京では午前中、大阪では午後の18時から。

⑵そしてロザリオを唱えて下さい。できれば家族で、ロザリオを唱えて下さい。

⑶最後に、ファチマで天使が教えてくれたお祈りを致しましょう。

そしてイエズス様が王としてその地位を確立しますように、マリア様が、天に上げられたマリア様が私たちを助けて下さいますように、お祈り致しましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。



【拡散希望】ヴィガノ大司教とタウシグ司教との二つのパレーシア(臆することなく発言すること):ヴィガノ大司教のサン・ラファエル教区の神学校の閉鎖に関する手紙

シュナイダー司教様は、天主を侮辱するこれらの罪の償いのため、ファチマの天使の祈りを祈ることを呼び掛けておられます。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ロザリオノベナ (へれな)
2020-09-10 07:52:13
ここにはもう一人ヘレナさんがいるのね🌹
話変わって、vigano司教様
トランプ大統領再選のために54日のロザリオのノベナを呼びかけています。

https://remnantnewspaper.com/web/index.php/articles/item/5048-archbishop-vigano-launches-54-day-rosary-novena-for-re-election-of-donald-trump
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