昨日のオーストラリアA-LEAGUEの話しの続きを書く。今度は僕の特に好きなアメリカンフットボール。
21世紀初年(2001年)、1年間だけ屋外春~夏シーズンのプロフットボールリーグがあった。XFLと名乗り、アメリカNBCテレビとWWF(プロレス団体)がスポンサーだった。確か日本人も参加していた。
*****
ちょっと前にAFL(アリーナフットボールリーグ)チームのニックネームをブログにまとめた。その後でこのリーグのことも調べていた。
アメリカのXFLファンページなどによると、このリーグは東西2地区制、8チームから構成されていた。以下はそれらと、Wikipedia(English)で調べた情報。(チーム本拠地・ニックネーム・2001年成績:勝ち・負け)
東地区
Orlando Rage 8-2
Chicago Enforcers 5-5
New York/New Jersey Hitmen 4-6
Birmingham Thunderbolts 2-8
西地区
Los Angeles Xtreme 7-3
San Francisco Demons 5-5
Memphis Maniax 5-5
Las Vegas Outlaws 4-6
8チーム中3チームが、いわゆる伝統的なニックネームではない。Rageは「激怒」、Xtremeはextremeの綴りを変えたもので「極端」の意味。
…これがかっこいいのかな? 強そうに聞こえるのかなあ・・・
もうひとつはHitmen。これは「ヒットマン、狙撃手」のこと。複数形ではあるけれど、単数名詞+sの形からははずれる、とてもめずらしいケース。'70年代に存在したWFL(World Football League)のMempis Southmenくらいしか見たことない。
ManiaxのxはWhite Soxのxと同じで複数形語尾のようだ。
*****
調べている間にこんな記述があった。(僕の日本語訳)
「MemphisのチームはManiaxを名乗っている。これはManiacの複数形だが、明らかに蔑称で「狂った人」の意味。the mentally illの人々の権利擁護団体から非難された。」
だろう。。。 何でもOKにはならないよ。ロゴマークも目に渦巻きのある男性だった。
*****
20世紀の最後の10年以降、従来型のニックネームの付け方をしないプロスポーツチーム・クラブが増えているのは間違いなさそうだ。「強さ」「かっこよさ」の表し方が変わったのだと感じる。でも、これはことばが変わったのではなく、ことばの選ばれかたが変化したのだろう。
NBAやNHLでも、伝統的なニックネームを名乗らないチームは比較的創立が最近であることを考えると、僕の推測もそれほど大はずれはしていないんじゃないかと思えるけど、どうだろう?
次、何を調べようかな。
アメリカのマイナーリーグ(AAA-Rookie League)、数が多いけど見てみようか。