最初にニュースに接したのは11日。勤務先だった。
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相前後して、今月2日に、被害者が自宅玄関の鍵が入ったバッグ盗まれていたとの報道があった。
盗まれた場所は学校の中庭。。。
盗難があれば通常先生たちは知っている。生徒から連絡が来るはずだ。
毎日新聞によれば、この学校は4日と5日は文化祭だったとのこと。2日は文化祭準備で授業がなかったそうである。バッグがなくなった中庭、校庭、教室など生徒が準備に駆け回っており、生徒の出入りが激しく、外部侵入者は考えられなかったとある。
一概には言えないが、仮に外部侵入者があっても、すぐ見つかる。
これが事実ならば、学校の先生ならば、残念だけどある疑いが浮かぶ。…外部犯行はあまり考えられない。
森に木の葉が落ちていても誰も気がつかない。
先生たちは思っただろう。盗んだのは生徒 or 生徒の格好をした人物だと。
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そして殺人事件
自校の生徒が被害者になっている。学校としてはそのことだけでもパニックである。加えて、被疑者が自校の生徒だとわかったとき、自分が関係者なら思考はまず完全に停止する。
なぜ、こんなことになったのかは今後ともあまり詳しくは報道されないだろう。被害者のプライバシーのこともあるから、被害者と加害者のこともあまり表沙汰にはならないと思う。
以前の「あり得ないはずだった、学校と爆弾学校」や、「学校にたてこもり。」の時も、自分の貧弱な想像力の範囲を超えていた。
今回も同じである。でも、なぜここまでの凶行が起こるのか。わけがわからない。僕たち教師は、ここまでの可能性も頭のどこかに置いておかなければならない立場なのか。どうすればいいのか。。。
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僕は学生時代、事件のあった東京町田市に住んでいた。この学校のことももちろん知っている。事件のあった団地も知っている。身近に感じすぎて、悲しいのと恐ろしいのが入り交じっている。
つらい。なによりも、被害者のご冥福をお祈りしたい。