平成27年6月30日付、復興庁・内閣府(防災担当)・消防庁が発表した『東日本大震災における震災関連死の死者数(平成27年3月31日現在調査結果)によれば、その数は以下の通り。
引用する。
各地方公共団体の協力を得て、東日本大震災における震災関連死の死者数(平成27年3月31日現在)を把握したので、公表します。
集計の結果は、1都9県で合計3331人です。このうち、平成26年9月10日まで(発災から3年半以内)に亡くなられた方は3323人、その 後の約半年間に亡くなられた方は8人です。
前回の発表では、3194人。100人以上増えたことになる。
都道府県 | 合計 | 増加 | ~20 | 21~65 | 66~ |
岩手 | 452 | 6 | 1 | 57 | 394 |
宮城 | 910 | 10 | 2 | 115 | 793 |
山形 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 |
福島 | 1914 | 121 | 1 | 185 | 1728 |
茨城 | 41 | 0 | 2 | 6 | 33 |
埼玉 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 |
千葉 | 4 | 0 | 0 | 1 | 3 |
東京 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 |
神奈川 | 3 | 0 | 0 | 1 | 2 |
長野 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 |
合計 | 3331 | 137 | 7 | 367 | 2957 |
合計は都道府県ごとの震災関連死の死者数、増加は前回集計からの増加数。その次の数字は、亡くなられた方の年齢区分。順に、20歳以下、21歳から65歳以下、66歳以上を表す。
この「震災関連死の死者」とは、「東日本大震災による負傷の悪化等により亡くなられた方で、災害弔慰金の支給等に関する法律に基づき、当該災害弔慰金の支給対象となった方」と定義されている。
4年以上経過しているのに、岩手、宮城、福島3県では震災が原因で亡くなる方が減らない。特に福島県の数字は顕著。気になる。
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4日、『震災4年半 独居男性、身元判明 生活保護受給履歴たどり』というニュースがあった。
宮城県警が3日発表したところによれば、東日本大震災後の2011年5月に同県気仙沼市で見つかった遺体が、市内の無職男性(当時63歳)と判明したとのこと。
ひとり暮らしで、親族などから行方不明届が出ていなかったが、被災後に生活保護の受給が再開していない人を調査し、4年半たって初めて、この男性が震災の犠牲になっていたことが判明...
そんな記事だった。宮城県内では、この方以外にもまだ16人身元不明者がいる。地道な捜査を宮城県警は継続している。
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9月11日である。震災発生から4年半。以下は、警察庁緊急災害警備本部による『平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の被害状況と警察措置』(9月10日更新、閲覧可)のデータによる。
〇亡くなった方
15893人(H.27/8/10付の人数から1人増)
〇行方不明の方
2572人(H.27/8/10付の人数から1人減)
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8月後半から、随分気温が下がった。日照時間も極端に短かった印象を受けた。9月に入り、ぐずついたお天気が続いている。
台風も来た。ここ2、3日の暴風はちょっと信じられないほど。季節の移り変わりというには、なんだか極端すぎる感じである。
今月も少ないけれど募金は継続した。