年末年始を突っ走り、ほっと一息入れたその間隙を風邪に狙われて、元気だけがとり得の私がスタートからつまずいてしまいました。
13日は気候も穏やか、「よし今日を始動の日にしよう!」と心身に納得させ、まず外出。マニキュアを塗り、ロングブーツをはいて、iPodを耳に、背筋をピン!選曲は平原綾香の「明日」。ハスキーな低音と深いブレス、丁寧な発音が心に響き、顰蹙を買いそうだけど若者の中に割って入って聴いています。単純な馬子は衣装と気持ちを入れただけで、すっかり元気になったこと確認。ウォーキングも再開しました。
ウォーキングは池の周りの500mコースをラジオや、MD、iPodを聴きながらもう8年も続けています。’05年は740Km、’04年は910Km歩きました。目標は800Kmだけど、その時間をひねり出すのがだんだん大変になってきました。日常を能率よく動き回る能力が落ちてきたからです。
風邪を引いている間に、司馬遼太郎「功名が辻」1~4巻(文春文庫)を読み終えました。司馬さんの本は、人間の苦悩や深奥を深く追求するということがない代わりに、ストーリーが淡々と進み一気に読めます。現代にもぴったり当てはまるところがあり、政治家の顔をダブらせながら面白く読めました。
NHKの大河ドラマの『謹直な』な山内一豊役の上川隆也と、千代役の仲間由紀恵はイメージにぴったりですが、信長役の舘ひろしがちょっとずれていました。たぶんに私の読みが足りなかったのでしょう。とりあえず1年間は、頭の中で本を描きながらテレビを楽しめそうです。