チャイグラスで、トルコチャイとトルコのお菓子でティータイム。グラスの中の濃い褐色の紅茶はとても美しいものです。容量は100ミリリットルで、おもちゃのようにかわいいです。小さいなと思うけど、日がな一日「チャイタイム」をするおじさんたちには、ちょうどいい大きさかも。
立ち読みした日本語の料理の本によると、少量の湯で10分ほど茶葉を蒸し、そのあとお湯を注いで湯煎の感じで5分くらい煮出します。湯煎のせいかあまり苦味は出ませんが、結構手間はかかります。トルコでは専用のサモワールを使うのだそうです。
トルコの郊外に行くと、昼間から戸外で、4,5人のおじさん達がのんびりとテーブルを囲みトルコチャイを飲んでいます。バスの中から見ると、テーブルはあまりきれいではありませんが、ゆったりとした空気が流れて、「ん?、この時間に・・・」と、働き蜂の日本人は、ついやっかみの気持ちも交えて思ってしまいます。が、正直、こんな光景は好きです!
10月の広大な畑は、ほとんど収穫が終わっていて暇だったのでしょうか。農閑期には、女性陣が集まって家の中で手芸や織物をし、夫族は外に出てティータイムだそうです。 何でも、家の中にいると女みたい・・・と笑われるとか、ガイドさんの説明がありました。チャイグラスを前に通りを眺めたり、新聞を読んだり談笑したり・・・と日本には見られない男性の「集団お茶タイム」がとても印象的でした。
街中の商店街には、大きな銀盆にチャイグラスをたくさん乗せて出前をしているところもありました。これ、チャイジというのだそうです。