新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

神戸の「スフレ」

2006年12月22日 | 食・レシピ

「オルセー美術館展」の陰に隠れたもう一つの目的。それは幻の「スフレ」を食べることです。

1998年春、神戸に「テートギャラリー展」を見に行ったさいに、通りすがりのカフェで食べた「スフレ」が美味しくて美味しくて! もう一度でいいから食べたい・・・! あれ以来、私の幻のスフレになっていました。手がかりになるのは、「六甲アイランド」、「吹き抜けのあるビル」、「2Fの隅っこの店」、「同じフロアの向こう側に確か外資系ホテル」・・・。このキーワードを手がかりに検索、検索、検索!なんとそれが分かったのです。なんでも、神戸で最初にスフレを作った結構知られたお店だったのです。

061221koube_023_1店の名は 「ナッツベリー」。六甲アイランドのアーバングルメポートの2Fにあります。 8年前のたたずまいのままで、そんなに垢抜けたお店ではありません。『スフレが焼きあがるのに20分ほどお時間をいただきます。』という嬉しいセリフもあのときのまま!感激でした。

061221koube_025_1「ドリンクとセットで2人分」と注文し、少しためらって、「スフレだけもう1個追加してください。」と付け加えてしまいました。8年間の幻の味を、今回しっかりと留めておきたくて、季節限定のマロンとチーズを注文しました。ここはもう恥とか外聞の問題ではありません。

061221koube_018_2

ホテルの近くに「神戸市立小磯良平美術館」があります。前に来たときとは展示作品も替わっていて、映像による解説もありました。円形の建物の中庭に、小磯氏のアトリエが移築されています。洗練されたデザインと環境のよさはピカイチです。

兵庫県立美術館」は特別展が終わり、当館の「コレクション展」が開催されていました。7000点の収蔵品があり、年3回の展示替えが行われるそうです。収蔵品の質と量はさすが「神戸」です。「小磯良平記念室」と「金山平三記念室」は、昨年来たときのままでした。安藤忠雄氏設計の建物ですが、何度訪れても無機質で冷たい印象しか汲み取れないのは、私の勉強不足なんでしょうか・・・。

かくしてマイレージを使った安上がりの旅は終わりました。神戸はさすがに「異人」さんの味!? 肉やオイルやケーキ、それに中華街の味も絡んで、胃が悲鳴を上げそうになりました。帰ったら早速白いご飯を食べたいと、大阪空港で京漬物をどっさり買い込みました。

コメント (14)