まもなくアメリカ大統領選挙。テレビで数人の歴代大統領を、エピソードだから面白く楽しく放送していました。
あと少しだけ待ちましょう。
気になって、ネットで200人の政治学者が評価したランキングと人気ランキングを見てみました。両方がほぼ一致しているのにびっくり。
「評価」の1位:リンカーン 2位:ワシントン 3位:フランクリン・ルーズベルト (ここまではずっと不動のようです)
4位:セオドア・ルーズベルト 5位:アイゼンハワ― 6位:ジェファーソン (多少の入れ替わりはあるけどほぼ同じ)
7位:トルーマン 9位:ケネディ 10位:レーガン 11位: オバマ 12位:ウィルソン 14位:クリントン 26位:カーター 28位:ジョージ・ブッシュ 33位:ニクソン
第45代トランプ大統領は、評価も人気も44人中44位。(数字が合わないのはクリーブランドが22代24代の大統領になったから)
それでもトランプ支持の岩盤票が堅固でほぼ不動ということに、アメリカの一面が見え隠れします。猿谷要『物語アメリカの歴史』を読むうちにそれを感じました。
今回の選挙では郵便投票の事が色々いわれていますが、1876年の大統領選挙で開票に疑わしい点があり、選挙調査委員会が設けられたものの、陰で闇取引が行われて共和党のヘイズが第19代大統領に。建国100年後のことでした。
ウォーターゲート事件。アメリカ大統領には高いモラルを、と政治スキャンダルを告発する誇り高き市民の理念に、打ち震えるような感動をおぼえました。これがアメリカだとずっと敬意を持っていました。
『物語アメリカの歴史』では、’88年の調査ですが、著者は『国家の現状に満足している人56%。自分個人の現状に満足している人87%。この2種類の数字がアメリカ人の感覚をよく示しているのかもしれない』と語っています。
ハッカー著『アメリカ時代の終わり』には『かつては一つの国であったものが、利己的な個人の単なるかたまりと化した』と憂えているようです。
今回アメリカ国民がどのような選択をするか。国民の意識と「超大国」の行方を世界が固唾をのんで見ています。
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植え替えのために庭に群生しているトレニアを引き抜こうとしたら、その中に一つだけ全く違うピンクが鮮やかにひっそりと咲いていました。
あと少しだけ待ちましょう。