世界のカリスマ、ゲルギエフがマリンスキー歌劇場管弦楽団&合唱団を率いて福岡にやってきました。
この1月は日本列島を神出鬼没の縦断のコンサートですが、合唱団を率いてのコンサートは福岡のみ!一度は聴いてみたかったゲルギエフ指揮のコンサートです。
昨夏ロシアに旅した折に、サンクトペテルブルグでマリンスキー歌劇場のチケットを取るべく相当工夫しましたが、終に実現しませんでした。ムソルグスキー・オペラ・バレエ劇場で、バレエとオペラは観れたものの、ずっと心を残したままだったので、今回のコンサートでやっとロシア旅行の締めくくりができました。
18世紀創立のこのオーケストラは、長く特別な歴史を持ち幾度か名を変え、今の名称になったようです。
プログラムはチャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」。全15曲の中には馴染みの曲のほか、あまり耳にしない曲もありましたが、合唱が加わり幻想的に繰り広げられました。これに本場のバレエが加わったらどんなに素晴らしかったでしょう。
アンコール曲「「眠れる森の美女」の指揮と演奏で、全精力を使い果たした清々しさで、大喝采の中に熱い夜が終わりました。
福岡はいいところですね。
コンサートが終わって、ミーハーして楽屋から出てくるところを待ちましたが、ゲルギエフ氏はなかなかお出ましにならず、くたびれて帰ってしまいました。