<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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京奈和道は阪和道から分離して和泉葛城山、金剛山、葛城山、生駒山と大阪府と和歌山県、奈良県の府県境にある山脈の南側と東側に沿って京都府の久御山で第二京阪道路と接続する。
大阪を通らずに和歌山から名神方面に抜けるバイパスの役割をしているのだ。
ただしもし完成すればの話なのだが。
今、この道路は奈良県の大和郡山市と奈良市内が未完成。
そのため中途半端で使いにくい状況になっている。
そもそも未完の区間が最も混雑するところなのだ。
さらに数年前に和歌山県内の工事のクオリティが悪く談合の温床だ、と週刊文春に記事告発されたこともある曰く付きの高速道路。
それをはぐらかすためかどうか不明だが京都まで全通する日が車で今は無料で通行できる。
よって私も「かつらぎ西IC」から「五條IC」まで遠慮なく無料で利用させていただいてるのだ。

片側一車線の京奈和道路は交通量もそこそこで快適なドライビングができた。
道路は山裾の標高の高いところを走っているので右手に見える紀の川とその向こうの高野山の景色もなかなかだ。

「ちゃんと運転してね、危ないから」

景色に見とれながら運転しているとカミさんから物言いがつく。
確かに景色を堪能するのはいいけれども危ないといえば危ない。

途中和歌山県橋本市を通過するあたりが最も街らしい光景が一瞬広がる。
ここは難波から南海高野線で45分程度の大阪のベッドタウン。
高野山への玄関口でもある。
そこを通過して10分ほどのところに五條ICがある。
ここまでくるともう下界の川は紀の川ではなく吉野川に名称が変わっている。
五條ICを降りて突き当りが国道310号線。
ここを左に曲がるとやはり峠越えの狭い道になるのだが、その先へ進むと大阪府堺市に出る。
ちなみ私の堺にある実家はこの310号線が最寄りの道なのだ。
大阪方面へ曲がらずに右折して坂道を下る。
1kmも走ると国道24号線との合流地点。
「本陣」交差点。
名前からして曰く有りげな交差点である。
ここが五條市の入り口だ。

つづく


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