萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

山岳点景:陽の透明

2014-02-07 11:55:13 | 写真:山岳点景
早春の光



山岳点景:陽の透明

近場の森は今、早春の花の季です。
なかでも蝋梅の黄金は視覚から惹かれます、その香も佳いんですよね。
甘いけど清々しいカンジで早春の明るさと凛と澄んだ空気に合うなって思います。




で、蝋梅と同じ木の花で早春なら梅ですけど。
今年はもう咲きだしてるんですよね、すこし暖かい日が続いた所為だと思うんですけど。
でもまた寒の戻りでここ数日は冷えてます、明日は大雪予報だけど花たちナントカ耐えてほしいトコです。




笹薮のなか水仙が咲いていました。
日本では一番スタンダードな原生種、コレ伊豆の爪木崎に群生地があります。
あの迫力も良いですね、でもこうやって森の陽だまりに咲いてる姿の方が好みです、笑




A host of golden daffodils,
Beside the lake, beneath the trees
Fluttering and dancing in the breeze.

黄金きらめく水仙の花々が現われて
湖の畔、樹林に映え輝き
やわらかに優しい風を揺らめき踊った。

William Wordsworth「The Daffodils」の一節です。
邦訳「水仙」で親しまれていますがワーズワスが詠うのは西洋水仙、日本の原生種より華やかな黄金一色の花です。
もしワーズワスが日本の白×黄色で小ぶりな水仙を見たら尚のこと星に似ていると想ったかもな、とも思います、笑




下↓は尾花=ススキです、秋の穂花が今も銀色に残っていました。
尾花は秋の七草ですけど、早春の綿毛も光を透かして綺麗だなって思います。




Savant「言の氷塞4」加筆Ver貼ってあります、あと一回読み直し校正します。
それ終わったら短編連載か、Aesculapiusまたはside storyの予定です。

昼休憩に取り急ぎ、





コメント
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