雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚239
初夏が来て履歴書&職務経歴書を書いて公開して、だから大学時代の友達と会った。
転職すること話したかった+他アレコレ意見を聴いてみたいな?
そんな理由から久しぶりに待合せたハルに言われた、
「あのなあ、私たぶん転職するわぁ、」
あーあ話題かっさらわれそうだ思って笑って、
こっちもするよって話して、で、彼女の転職は意外だから訊いてみた、
「違ったらゴメンだけどさ、彼とナンカあったから辞めるの?あの先輩さんと、」
「ナンも無い言うたら嘘やね、でもソンナこと訊くなんてトモこそなんかあったんか?もしかしてバイセクシャルゆう男の話か?」
っていう返事かえされて思った、ほんと勘が強い且つ頭いい人って怖い。
こんなふう言わないツモリの図星まで言われて、可笑しくて笑った、
「なんも無い言ったら嘘だけどさ、転職とソイツの関連は50%くらいだね、キッカケくれたってカンジ、笑」
ありのまま答えながらジントニック呑んで御曹司クンのコト少し考えた、
たぶん転職のコト知ったら拗ねまくるんだろう、その後の反応ちょっと怖い、
付いてくるとか家の場所特定とかしてくるかな?
それとも最悪パターンをとるだろうか、避けたいけど?
なんてカンジに事態それぞれの対処を考えながらジントニック呑んでいたら、ハルは笑った、
「キッカケが気になるーコッチが話したら話してくれるんか?」
「ハルが聴きたいならね?笑」
たぶんハルから話したいだろうな?
そんなこと笑いかけたテーブル越し、彼女は口開いた。
「そら聴きたいわ、だから言うてしまうけどな、あのひとから自立したいんよ。自立せんと一人前の女として対等にはなれんやろ?」
自立したい、そんな言葉に意図が解かる気がする。
だから訊いてみた、
「先輩と後輩の関係から踏みだしたいって決めたんだ?」
「うん、そういう感じやね、」
頷きながらアルコール無しカクテルくちつけて、で、ハルは言った、
「このまま同じトコで一緒に働けるのは幸せやね、でも仕事だけじゃなくて大人として支えたいも思うんよ、それにな、離れてみて気持ちも離れたらソレまでやったって諦めもつくやろ?それくらい自分で自分のこと試してからマジメに向きあいたいんよ、でないと失礼やろ?」
自分で自分の気持ちを試す、それからマジメに向きあいたい。
そういう彼女の真面目さはナンダカ眩しかった、
「いちど距離をおくことで、先輩の気持ちも自分の気持ちも試すんだね?笑」
「でないと不毛やろ?いつまでも付合うやら結婚やらせんと仕事だけいうのもな、正直なトコやっぱりキツイわ、」
からり正直に笑ってくれる笑顔は明るく綺麗で、真面目まっすぐでいる。
こういうところ彼が見たらなんて言うんだろう、そんなこと想いながら笑いかけた。
「転職活動は進んでる?笑」
「いま方向性を考えとるとこ、今と全く違う職歴積もうとも考えとるよ?事務系とか公務員とか、」
「英検準1とか教育主事とか持ってたね、ハルは、笑」
「せやねん、秘書検も準1取ったんやで、ほら、」
教えてくれながら合格証明カードを見せてくれる、
そんな彼女の計画性に気がついて訊いてみた、
「ハル、そういう堅い仕事を考えてるのってさ、彼が闘病生活に入った時も支えやすいからだろ?業界系は時間が不規則だから、」
いま彼女が就いている職種は不定休かつ定時もなにもあったもんじゃない、
それじゃ看病など何も出来るわけがない、だから決めたんだろう思ったままハルは笑った、
「そういうのも視野に入っとるよ?フラれっぱなしのクセに阿呆やけどね、」
「ハルの場合はフラれたのと違うだろ?笑」
ホント違うんだろうにね?
そんな彼女と先輩の不器用な恋愛事情に笑いかけて、だけど切なかった。
だってハルはたぶん転職したところでフラれる可能性もきちんと見ている、そして多分それが現実化する気がした、
ハルが一生懸命に一途になるほど彼はハルに惚れるだろう、だから多分きっと離れようとする、
ハルの幸せを邪魔したくない、唯それだけの理由で。
第46回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント
Favonius「少年時譚48」読み直したら校了、雅樹と光一@境内の送り火シーン。
第79話「交点3」+Aesculapius「Chiron29」どちらも校了しています、
朝は第79話かAesculapiusの続きを載せる予定です、短篇かもしれませんが、
眠いです、でも昨日もバナー押して頂いたのでUPして寝ます、笑
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取り急ぎ、
智
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