萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

時限日記:たまには言いたい放題

2016-03-22 23:00:16 | 思考雑談
てきとーなとき非公開にするかもしれないので時限付で、笑

ランキングサイトに登録していますけど、その目的は読者サンの反応を知りたいから。
記事に貼ってあるバナー押すとランキングポイントになる→順位UPする=支持率バロメーターなわけですが、
そのサイトは記事トーナメントもあり、エントリーすると他の参加ブログを閲覧することもあるんですけど、
今さっき読ませてもらったブログで↓こんなカンジの文章がありました。

“同性愛のブログは内容にかかわらずアダルト指定されることが哀しい、R18ってことなのかな?”

友達もこういうコト言ってたな?って思いだしました。
ソイツは女性ともアレコレできるけど男に対する恋愛感情が強くて、
だけど同性愛だと問答無用で線引きされるから、ソレが怖くて女性とも恋愛しないといけない=結婚は義務。
かといって相手になる女性をまったく愛さないわけでもない、彼なり大切に想っているし真面目に社会人している男です。

「女との恋愛は星の数ほどあるけど、男との恋愛は一期一会で俺の大切な一部」

なんてコト言っちゃうヤツで、
コンナコト言うと女性を敵に回すぞーなんて笑ってやったら、

「女だってゲイを玩具にしてんじゃん、BLとかってマジ不快だし迷惑、」

なんて台詞スタートから本気で怒って、

「ゲイだから変態って決めつけんじゃねーよ、俺だってフツーに真面目に社会人やってんだよっ、露出狂も虐待も異性愛のが多いだろがバーーカ、」

など言いながら泣きながらビール飲んだり、
男を好きになるたび振向いてほしくて近づいて、けれど不器用なまんま関係ごと壊れて、
そんな繰り返しばかりして、だから結局のところソイツは「女性とも恋愛しないと」ってホントの気持ち隠すことに慣れてしまった。
ようするにソイツは自身に嘘吐くことに慣れて、ソンナトコロまで追い込んでゆく正体は「内容にかかわらずアダルト指定される」と同じだ。

こういうヤツ近く見ているから尚更、初めて読んだブログでも響いたのかもしれない。
ねえ、ちょっと聞いてよ12ブログトーナメント

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山岳点景:星霜の春―Spring ephemeral

2016-03-22 20:05:02 | 写真:山岳点景
森の春に



山岳点景:星霜の春―Spring ephemeral

片栗カタクリが近場の森でも咲きだしました。
春植物=スプリング・エフェメラルの代表的な花です。



Spring ephemeral スプリング・エフェメラル

直訳すると「春の一瞬・儚いもの」意訳して「春の妖精」とも言われます。
その名前どおりスプリング・エフェメラルは春から夏になる前まで地上に現れる植物です。



カタクリも地上の姿は2ヶ月/年=一年で2ヶ月しか光合成ができないってコトです。
そのため開花まで発芽から10年近くかかります。



Spring ephemeral=春儚いものと呼ばれて、けれど長く地中に過ごす堅実は見えない逞しさがあります。
そんなふう歳月を地中で過ごして、それから咲く花は春の陽を透かしてきれいです。


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第119回 過去記事で参加ブログトーナメント
撮影地:森@神奈川県某所

春の森は落葉の底=花や木の芽が落葉に隠れて見えないため、知らないと踏み潰します。
だから林床に入りこむのは絶対NGです→撮るなら足元ちゃんと確認+遠くからズーム利かせて+ルート遵守で道から逸れずに。
特に三脚は木の根や草の芽を再生不可能まで潰す原因になります、撮影者の安全についても三脚をひっかけ転滑落が珍しくありません。
これら守って撮れなきゃ諦めましょう、写真の花より生きて咲く花のほうがずっと綺麗です。

また盗掘は犯罪です、移植は枯死させるだけと知ってください。
山野草の生育条件は地質×気温×湿度×日照条件×標高など様々な要素の微妙なバランスにあります、
それらを人工的に再現することは難しいため、移植した後に枯れて耐えさせるなんてことはザラです。
特にカタクリは昆虫との相互扶助が欠かせません。
受粉から種子の運搬まで蜂や蟻に頼っている植物なため、元の場所から移すと殖やすことも困難です。
人工的に植えて観光名所になった丘陵も自然条件が適合してこその賜物、個人の庭では環境が違うため花の命を枯らしてしまいます。

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山岳点景:洞窟伝承

2016-03-22 01:26:11 | 写真:山岳点景
真偽の此岸



山岳点景:洞窟伝承

昨日は不二洞に行ってきましたけど、
標高700mにあり全長約2.2km、縦穴いくつも繋がれる関東最大の洞窟です。
発見されたのは1,200年前、猿が集まっているところを村人が見つけたんだとか。



元は修行場だった名残りで奇岩それぞれ仏教用語を名づけられています。
約400年前に修行場となり有名になったと解説にあるんですけど、
最初に修行場にした僧侶をこんな↓カンジに書いてありました。

「藤原山吉祥寺の中興開山上人」

藤原山吉祥寺は群馬県多野郡上野村川和地区にある曹洞宗の寺院です。
不二洞から1.5kmくらいの場所にあり、枝垂桜がきれいなんだとか。

で、問題は「中興開山上人」がミステリーだなってことです、笑

中興=国家や寺院・流派などの継承者が、その継いだものを盛んにするor復興させること。
開山=寺を開くこと。
上人=僧侶の尊称、高徳の僧に対してつかう。

という言葉の意味から考えると解釈二通りで、

①藤原山吉祥寺を開山した僧、中興
②藤原山吉祥寺を中興した僧、開山

となるため僧侶の名前が「中興」なのか「開山」なのかも不明です。
この伝承を記した古文書の原本を見ればナンカ解かるかもしれませんけど、
もしかしたら「中興」「開山」の意味が解らない人間がつけた名前かもしれません、

①この洞窟を有名にしたいな、そうだ発見者は尊いお上人さまってことにしよう、名前は尊そうな言葉をくっつけて~
②この洞窟を発見したのは尊いお上人さまと伝わっているけど名前が解からない、でも名無しは困るから尊そうな言葉を~

なんてカンジに伝承や名前をアトヅケ作るのは珍しい事じゃなく、
それは「略縁起」と呼ばれる寺社の由来書=ガイドブック作成のために面白い+箔付になる伝承が求められました。
ようするに・観光客誘致のため興味を引くような伝承が必要だったワケです。

この略縁起は昔に作られて=当然だけど毛筆で書かれいます。
その字体は「変体仮名=くずし字」で読み難い文字もあり、虫食いで欠損していることも珍しくありません。
そうした難解字や欠落を調べて現代仮名にする作業を「翻刻」と言うんですけど、解読不能→適当な字を当てることも普通にあります。
それを写本のたび繰りかえすと元の字・意味・意図が間違って伝わることも当然あるワケで、

もしかすると「中興開山上人」も翻刻のときに誤読したかもしれません。

たとえば、
「中輿」→「輿・ヨ」を「興・コウ」と誤読=「開山した僧、中輿」
「関山」→「関・カン」を「開・カイ」と誤読=「中興した僧、関山」

この誤記・誤読に該当しそうな僧侶がいるか?というと、
同寺名で群馬県利根郡川場村に「青竜山吉祥寺」があります。
1339年に中巌円月禅師を開山とし 大友時氏が臨済宗の禅寺です。

この「中巌円月」を「中興」と誤記or誤読した可能性もアリかなと。
ただし川場村は同じ群馬県でも上野村から100kmほど離れています。
また年代も250年ほどズレるので違うだろうなと。

いずれにしても「中興開山上人」は謎、
実名「中●」または「●山」を誤記したものが伝わってしまったのか、
実名「中●」または「●山」と記したくずし字を翻刻で誤読したのか、
それとも名前が伝わっておらず後世適当に仏教用語で命名してしまったのか?

山名「藤原山」について余談ですけど、群馬県魚沼市に標高1,709メートル藤原山があります。
また群馬県みなかみ町藤原という地名もあり、利根川の源流域にある豪雪地帯です。
とはいえ・寺の山号=山岳の名前とまったく関係ないこともよくあります、笑

以上ざっくり調べたので正確なことは解からないんですけど、
吉祥寺略縁起の原本×周辺文献×フィールドワークしてみれば結論なにやら探れるかと。

で、コウイウ↑文献調査ほかオモシロい人は史学や国文学も向いていると思います、笑


撮影地:不二洞@群馬県多野郡上野村

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