富郷ダムで12時のサイレンを聞きました。 そろそろおなかがすいてきたなあ。 でも、食事ができそうなところが見あたりません。
新居浜市(旧別子村)から道をそれて高知県へ向かいます。 古い地図では途中で道がなくなってるんだけど大丈夫? 道はつづら折れの急勾配、行けども行けども山また山。 下の道があんなに遠くに見えます。 建物のように見えるのはなんとか洞門というトンネルです。
山道で珍しいピンクのイタドリを見つけました。 向こう側は普通のイタドリの花です。
今日、染色教室でSさんとその話をしていたら、 Sさんも2,3日前にこの道を通って県境まで行ったんだそうです。 まあ、すごい偶然だこと。 高知県へ出るまで1台しか車を見なかったほどさびしい道なのに、知り合いの人も走っていたとは。
そしてこのピンクのイタドリはメイゲツソウと言うのだと教えてくれました。
高知県の大川村に入り、かなり下ったところで「自然王国白滝の里」と言う看板を見つけました。 どうやらレストランや宿泊施設があるらしいです。 そこでバーベキューもできるらしいのです。 あまり遠くなさそうなので行ってみることにしました。
途中に、滝がありました。 これが白滝なのかな?
さて、着いてみると、そこは第3セクターの経営する、宿泊施設やキャンプ場などをそなえた野外活動施設のようでした。 が、
ここも人っ子一人いません。
夏休みは昨日で終わったんですからね。 で、レストランというのはお土産物屋を兼ねた素朴な食堂で、中年の女性が一人で切り盛りしていました。 客がいないから一人で十分でしょう。
客のいない食堂というのは入りづらいものです。 でも12時のサイレンを聞いてから1時間以上たっています。 「何か食べたい」 という気持ちの方が勝ちました。
メニューは? はちきん地鶏うどんとか、 はちきん地鶏どんぶりとか・・・・・・
はちきん地鶏というのは、何とかと何とか(シャモって言ってたかな、鶏にはあまり関心がないもんで)を掛け合わせたにわとりで、この近くの鶏舎で育てているらしいです。 「はちきん」というのは土佐の元気な女性のことだったかな。 さしずめ元気なめんどり?
わたしたちは、同じく大川村で飼育されているという黒牛のバーベキューを頼むことにしました。
その前に二人の財布の中身をかきあつめて、足りるかどうか確認。 二人ともかる~い財布をもってでかけてきたのです。 どこか銀行に寄るつもりだったのに、どこにもなくて。(あたりまえ!)
どうにか足りそうなので、黒牛にはちきん地鶏を一人前プラスしてもらいました。
わたしは地鶏はいりません。
バーベキューというよりは炭火焼きといったほうがよいような・・・・・ 牛肉の脂がしたたり落ちると炭火がパァーッと燃え上がって、香ばしいにおいが立ち上ります。
ちょっと固いけどおいしい牛肉でした。 はちきん地鶏もおいしかったそうです。
このあとわたしたちのような熟年夫婦が2組やってきました。 よかった、よかった。 人がたくさん集まるべき場所に誰もいないというのはかなしいですから。
だらだらと書いていたらまだ目的地につきません。 明日もこの続きです。