近頃道ばたのそこかしこに咲いている、白い花。 ニラの花です
花かんざしのように可憐です。
いちじくの木の間を縫うようにして咲いているニラの花。 田舎では、特に栽培しているわけではないけれど、増えるがままにしておいて必要な時にとってきていただく、そういうパターンが多いようです。 市場に出回っているニラと違って野生のニラは、葉が細く柔らかくて香りが強くてわたしは大好きです。 うちにも生えていますが、まだほんの数株ほど。
ここのニラ花食堂にはお客がたくさん来ていました。
みつばち。 あちこちでブンブン。
ツマグロヒョウモンかな? これも数匹。
他にもモンシロチョウやシジミチョウなど複数で。
どの虫たちもニラの臭い匂いは気にならないようです。
ところで、まだ花の咲いてない花穂は歯触りが良くてなかなかおいしいんですよ。
ニラと牛肉の炒め物。 味付けは砂糖としょうゆだけでもいいし、豆板醤などを入れてピリ辛でもいいし、焼き肉のたれでもOK。
花が開くと芯が硬くなります。 花穂が伸びてきて開くまでのほんのわずかな期間しか食べられない旬の食材です。 しかもかなり繁殖した場所でないと家族みんなが食べるほどの量が集まりません。
ある意味贅沢な食べ物です。