うちの前の空き地。
わらびやらセイタカアワダチソウやらセンダングサやらクサギやら・・・・・・
昔はなかったはずの梨の木やら、ボタンクサギやら、センダンの幼木やら・・・・・
キジやら、トカゲやら、コオロギやら、スズムシやら・・・・・
何でもありの広い空き地なんですが、
とうとうその一部が畑に生まれ変わりました。
開墾というのはちょっと大げさかな。
先々週の日曜日、夫とぶじおくんが草を刈り、トラクターで耕し、石灰をまいて野菜を植えるところを作ったのです。 もちろん、持ち主には了解を得てます。
もともとはみかん畑でした。 セミがわんさかいて、夏休みの朝はセミの抜け殻をポリ袋いっぱいとってくるのが子どもたちの日課でした。 でも、みかんをつくっていたおじいさんが亡くなり、息子も都会に出てしまうと放置された土地はあっという間にセイタカアワダチソウに占拠されました。そして今ではなぜかわらびが増殖中。
そして昨日の日曜日、管理機で畝をたて、畑らしくなりました。
ここにキャベツ、ブロッコリーの苗を植え、 だいこん、にんじん、ごぼう、レタスの種を蒔いたのです。 わたしもちょっとだけお手伝いしました。 畑の恩恵にあずかるのはわたしが一番でしょうから。
もっともっとたくさん植えるものがあります。 畑もまだまだ広がりそう。
でも、ちょっとだけ荒れ地を残しておいて欲しいのです。 このやぶのどこかでキジが子育てしたり、 もしかしたらたぬきもここをすみかにしているかもしれません。 スズムシやカネタタキが夜通しいい声を響かせているし、今、ここは野生の生き物の楽園になっているはずです。
それにー
刈り取ったわらびの下からまたわらびが。
わらびは春のものと思われがちですが、とろうと思えば夏の間中採れます。
ほら!
立派なわらびでしょう。 畑ができたおかげで、わらびの林の中に入りやすくなりました。
身近に野生のものを残しつつ、暮らしは便利にと、何ともぜいたくな(矛盾した)望みをわたしは持っているんです。