あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

小川の生き物

2009-04-29 23:24:43 | 生き物

 一仕事済んで田んぼの近くの小川を覗いてみました。


 おや、水がない。 

 水たまりの中でどんこがはねました。 すくって水の多いところにはなしてやるかどうか迷ったのですが、よ~く考えたら水のないのは「井手さらい」のせいでした。 田植え前のこの時期に農家の人総出で水路の泥をさらえ、きれいにするのです。 きっと作業をしやすくするために水を止めているのでしょう。 井手さらいは午前中で終わるはずですから、なんとか干上がらずにすむのではないでしょうか。



 カワニナがたくさんいました。 カワニナがいるということは、ほたるの幼虫も?
 川をさかのぼっていくと、川底が石ころだらけになりました。 なんだかほたるの幼虫が住んでいそう。 


 ほたるの幼虫ってどんなのだっけ? 思い出せないまましみじみとながめていると、川の中には思いの外たくさんの生き物がいることに気づきました。


 水の中の写真はわかりにくいですが・・・・・


 真ん中の石の上にはぜどんこみたいな魚がいますね。



 


 そして、小石がごそごそと動いていたら、これは



 トビケラの幼虫だと思います。 先の方に触角がでているのが見えますね。 
 川底では分かりにくいので、ちょっと大きい石の上にあがってもらいました。小石をつなげて巣にしています。



 
 写真の隅っこの方に写っていた変な虫。 端っこなので少々ぼけています。 写真を撮るときには気づきませんでした。



 
 これはカゲロウの仲間ではないでしょうか。


 カゲロウの幼虫は、山の方の清流にたくさんいました。 朝登校すると教室の窓に羽化したカゲロウがたくさんくっついていました。 薄緑色の透き通った羽が本当にカゲロウのようにはかなげで美しかったです。 カゲロウは清流にしか住まないものと思いこんでいましたが、この辺にもいたのね~。 ちょっと感激です。 きっと水田のすぐそばのうちでは、窓にカゲロウが飛んで来るんでしょうね。 うちは畑地帯の中にあるので今まで気づかなかったのです。


 この小石の中にはまだまだいろいろな虫がいたのですが、 写真を拡大してもどれがどれだかわかりません。 そしてほたるの幼虫は? う~ん、わからないなあ。


 さらにいくと


 おっ、魚発見!



 水量はずいぶん減っていますが、まだまだだいじょうぶ。 メダカほどの小さな魚の子が群れをなして泳いでいました。 


 いろいろな生き物が住むのは、水質がよい証拠ではないかと思っています。 以前のようにきつい農薬を使わなくなって魚も増えてきたらしいです。


 と、のんびり写真を撮っていたら、軽4トラックに乗った男の人が何人かやってきました。
 やばい、井手さらえの人たちですね。 このお天気のいいのにぶらぶら写真なんか撮っているのを見られたら・・・・・ 
 


 わたしはいそいで車に乗って引き上げました。 


 応援ありがとうございます 日記@BlogRanking

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松山城

2009-04-29 01:42:24 | くらし

 美術館へ来たついでに、二の丸庭あたりを歩いてみようと、黒門口登城路を登ってきました。



 うっかりお金を持ってなかったので二の丸庭園には入れず、それじゃもう少し先へ行ってみようと足を伸ばしましたらー



 こんな魅力的な石段がつづら折れに続いているのです。 黒門口からの道は本来正式の登城路だったとか。 道の両側はうっそうと茂った森。 昔侍たちはこんな道を毎日登っていったのか~。 たいへんでしたねえ。 


 石段を曲がるとまた石段が現れ、次々と現れる石段をもう少し、もう少し先へ行ってみようと登っていくうち、とうとうお城に来てしまいました。


 松山城の石垣はその反りが美しいと聞いたことがあります。



 今になって、その意味がすとんと胸に落ちるように理解できました。


 石垣の向こうにちらっと天守が見えます。



 


 何という門だったかなあ。 石垣の不規則なラインと、白壁と、柱の直線とがとてもきれいでした。



 ついに、山頂の広場に来ました。 広場からは松山市街が見渡せます。



 高校時代、ホームルームの時間に城山へ登るときがありました。 そのときの登山路は城の東側にありますが、約2,30分かかります。 わずか50分、前後の休憩時間を含めて70分ほどの時間にここまで登ってきてすぐに引き返すのです。 広場でゆっくりしすぎて帰りは必ず全力走って帰る羽目になりました。  何のために登ったんでしょうねえ。 ただ登るだけで楽しかったように思います。 若かったですねえ。 そしてタフでした。


 松山城は、勝山という山の上に立っており、市内のどこにいても見ることができます。 ですから、城を見れば自分がだいたいどの方向にいるかが分かるのです。 松山の人はあまり感じないかもしれませんが、これってとっても便利です。 以前姫路まで自家用車で行って道に迷ったことがありました。 頼みのお城は低くて見えず、自分がどの当たりを走っているのか皆目見当がつかなくて大弱りしたことがあります。 地図を見ようにも、自分の位置が分からないのでは役に立ちません。 これが松山だったら、城の南にいるとか北にいるとかすぐわかるのに~とぶつぶつ言っていたことを思い出しました。 だからお城だけは高層ビル群に埋もれてほしくないです。


 


  天守閣 全国に現存する12天守のひとつです。



 広場には八重桜がきれいに咲いていました。 え? いつのことかって?



 すみませ~ん。 これ、4月15日、県展の搬入の時のことです。 タイムリーな話題を優先しているうち、今日になってしまいました。 


 季節の移ろいは早く、半月たった今はすっかり若葉の季節になってしまいました。


応援ありがとうございます 日記@BlogRanking

コメント (4)
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