しかし、ぶじおくんは
「ぼくじゃないです。これを見てくださいよ~」
と、なさけなさそうな顔をしました。
あらら~
トウモロコシの茎が地面から30センチほどの所から折れています。 この先端は、ここから2,3メートルほど離れたところに捨ててあったそうです。
「どう見てもきつねかたぬきでしょう。」とぶじおくん。
「どう見てもたぬきよね。 きつねは肉食だから、とうもろこしは食べないと思う。」とわたし。
去年、畑でたぬきらしきものを見たのは間違いじゃなかったようです。
トウモロコシも何種類か植えてあるのですが、よりによって高級品をー。 しかも食べないで捨てちゃうなんてー。
お友だちに聞いたところでは、たぬきはスイカも食べるそうです。 うちにもスイカあります。 実がなってます。 一生懸命育てているのに、かじりかけなんかにされたらどうしましょう。
さらに驚いたことに、娘が、たぬきの子が道路を横切るのを見たというのです。 後続車がいたので写真が撮れなかったとか。
言っておきますが、うちは山の中ではありません。 少し行けばスーパーもコンビニもある、ごくごく普通の田舎町ですよ。
実害がなかったときは、少しはやぶを残して野生動物が共存できるように、なんてえらそうなことを言っていたわたし。 現金なもので、被害が出たとなると途端に博愛主義はどこへやら。
いえね、たとえばこんなのを拾って食べるだけなら許してあげるんですけど。
枇杷が毎日毎日じゃんじゃん落ちています。 もっとみずみずしいうちに写真を撮っておくべきでした。 今はもう、しわができかけてしみもできて、なんだか自分の顔をみるような・・・・
どうもうちの枇杷は晩生らしく、よその枇杷がほぼ終わってから食べ頃になります。 あまり味はよくないのですが、質より量で、それはそれはたくさんなるのです。 食べきれません。 地面で腐っています。
だから、たぬきさん、これを食べてトウモロコシには手出ししないでね。
と言ってもたぬきに通じるものですか。 さて、どんな対策とりましょうか。