あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

四国中央市の鋸山へ

2023-05-17 00:34:44 | 山登り・里山歩き

 沖縄旅行記がやっと終わりました。鋸山へ登ったのは、もう三週間も前のことで、すでに季節外れ感は否めませんが、ぼちぼち準備していた記事なので完成させたいと思います。

 4月中旬の土曜日のこと、友人がカタクリの花を見に行きたいと言いました。 四国中央市の鋸山でカタクリの花が見られるのをアウトドアショップ「クロスポイント」のツアー案内で知ったのです。ただ、今年は予定より早く咲きだしたので当初の予定を早めるというものでした。

 5月7日の予定を早めるとしたら連休始めころ? それでは行けないわ、孫が帰ってくる。じゃあ、自分たちだけで行きましょうということになって、天気予報と各自の行動予定をにらみ合わせた結果、明後日の月曜日に、ということになりました。即断即決。

 私たち山好きばあさんの3人グループ、勝手に「3姉妹」と呼ぶことにしました。長女がわたし。一つ年下の二女は実生活でも2番目の子で、三女は実生活でも末っ子です。

 全く知らない山へ行くのは初めての私たち。二女が、とても詳しく書いてあるブログを見つけて、実際の登山のときも、ことあるごとに参考にさせていただきました。

 長女の私は、トラオパパに直接リサーチ

「何処から登るのがいいですか? 翠波高原の方?」

「そこが登りやすいと思います。けど山なのでそれなりにしんどいとは思います。お気をつけて。」

「横峯さんと比べてどちらがしんどい?」

「横峯さんと同じくらいかちょっとしんどいと思ってたらいいんじゃないでしょうか。」

・・・だって・・・・みんな頑張りましょう。「はい、心して登ります。」

 3女が運転を引き受けてくれました。

 翠波高原は、秋はコスモス、春は菜の花と、花の季節には賑わいます。さすがに菜の花は終わっていました。が思いがけず八重桜がきれいでした。
 
 八重桜目当てにボツボツ人は来ていましたが閑散としていました。
 ナビとスマホ、さらにどなたかのブログ、三重チェックで迷わず登山口まで来ました。ここには駐車場がなく、道端に停めます。先客の車が2台ありました。
 さあ登ろうという段になって
「あ、ストック忘れたかも。」と、わたし。「一本貸そうか?」と二女、「いいよ。また杖探すから。」「探すの上手だもんね。」
「あれ?下に置いてるのストックじゃない?」三女が見つけてくれました。この日のわたしは本当にドジばっかりでした。
 
    


 さて
 
 この登山には一つのミッションがありまして
 
 大先輩の元校長先生から、団体で親子登山ができる山かどうか見てきてほしいと頼まれていたのです。私たちしっかりチェックしながら登りました。
 
① 体力的に、小学生くらいの子供でも登れる山か。もちろん、無理のない程度のサポートは必要です。山登りのしんどさもなくては。
 
② 危険はないか。これ一番大事。
 
③ 家族で楽しめる山か。
 
については問題なし。歩きやすい道でした。
 


 こんな岩が剥き出しのところもあつて、見るだけでもおもしろいのですが、土地が隆起した様子がよくわかるよねぇなんて、つい勉強に結びつけちゃう。



 登り始めはやや急でした。ブログ通りよ、と、二女。
 この角度、かなりのもんです。
 


 要所要所に道標もあって迷うこともなかったです。







 歩きやすかったのは、階段がなく、スロープだけだったからかもしれません。



 一見ふかふかの道のように見えて、歩いてみると固い。雨上がりだったら滑りそうね、と危険チェック。
 登山道に下草はほとんどなく、木の花がぼつぼつみられただけです。
 

シロモジ?


コシヨウノキ?
 





 よく見かけるヤマツツジよりちょっと華やかなツツジ。
 花がシャクナゲみたいにあつまって咲いているんです。





 クロモジかな?



 シロヤマブキ 咲いていたのはこれ一輪のみ



 ここは倒木が多かったです。根っこが深くないのですね。多分下が岩で横にしか伸びることができないのではないでしょうか。

 


 この通り、驚くほど根っこが浅いのです。
 



 倒れた姿がなかなか面白くて



 何に見える?


 これ、みんなで色々想像しながら歩くと楽しいと思うよ。

 楽しさチェック



 倒れてもなお芽吹く葉。生命力がすごい。
 


 ということで①と③は合格
 一つ目の絶景ポイントに来ました。
 眼下に四国中央市。
 


 しかし…
 この絶景ポイント、女性が一人お弁当を食べていて、私たちはおじゃまをする形になってしまいました。なぜならそこは、畳2枚ほどのスペースしかない大岩で、しかも絶壁だつたのです。
 3人が口を揃えて「これは危ない。」子どもを勝手に歩かせたら絶対落ちる。
 ②については合格とはいえません。
 ここでわたし、ハッと気づきました。
 
 おにぎり忘れた!
 
 大丈夫、余分にあるから。二女はしっかり者です。
 
 そしてついに三角点を見つけました。


   ここをもうすこし行ったらまた絶景ポイントがあるよ。と二女。そこを目指します。
 
                                      ーつづくー
 

 

コメント (4)
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