あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

霜の朝

2009-02-09 01:05:08 | くらし

 土曜日の朝はしっかり冷え込みました。 氷が張って、雑草の上にも霜がおりていました。



 グラニュー糖をふりかけたような葉っぱがとてもきれいで



 自然の造形のすばらしさに感動します。



 だれに注目されるわけでもなく、むしろ邪魔者扱いされる草だけど



 氷まみれでも一生懸命生きている・・・・・



 その姿に勇気づけられます。



 


 霜の朝、にわとりが一羽死にました。 この間から元気がなく、えさもろくに食べなくなっていました。 これで、10羽いたにわとりは2羽になってしまいました。 飼い始めた頃は卵をたくさん産んで食べきれないほどでしたが、今では全然生みません。 もうずいぶんおばあさんなんです。 


 傷ついたにわとり はまだ生きています。 



 底のない狭いケージの中ですが、朝ハウスの中からケージごと歩かせて草のあるところへ出してやります。 夕方にはまたハウスまで歩かせて入れます。 わたしの足音を聞き分けてココココココと甘えるように鳴くんですよ。


 本来は養鶏所へ行くはずだったにわとりが、夫の気まぐれでうちにやってきて、そのおかげで養鶏所へ行った仲間より2倍も3倍も長生きして、傷ついてボロボロだったにわとりが生き残って、いじめたにわとりたちは次々と死んでいく・・・  

 このにわとりを見ていると、運命の不思議さを考えてしまいます。 何が良くて何が悪かったかなどは、終わってみなければ分からないものだと。


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氷瀑を見たいー白猪の滝

2009-02-08 00:49:02 | お出かけ

 眼下に見える谷川は急な斜面を走り、小さな滝のようになってきました。



 杉木立の道が、きれいに整備された階段になりました。



 昔はこんな道があったかなあ。 ごつごつした石の道を歩いたような気がします。 なんだか小さな川を滑りそうになりながら石づたいに渡った記憶があるのですが・・・・


 ああ、ここ。 ここに違いありません。 昔石しかなかった川には小さな木の橋がかかっていました。 便利になりましたねえ。 



 上から見るとこんな橋です。 女の子とその両親らしき人が登ってきました。 川には勢いよく水が流れ、氷のかけらもありませんでした

  話はそれますが、滝への行き帰りになん組かの親子連れに合いました。 予想外の多さでした。 この寒いのに山の中へやってくることに好感が持てました。 山道で出会った人のほとんどが「こんにちは」と、あいさつしてくれたのですが、親があいさつすると子どももあいさつしてくれます。 こんなふうにして、ここに来た子どもたちは自然を楽しむ生活や、礼儀を学んでいき、また次の子どもたちへ伝えていくのでしょう。 



 この橋あたりから、滝の全体が見えだします。


 滝壺



 滝は2段になって、二筋に分かれて流れていました。 滝の下の方には屋根のついた展望台がありますが、水しぶきがかかって長居はできませんでした。



 下りはらくちんで、途中で出会った女の子と競争みたいに下りてきました。 体がぽかぽかしてきました。 距離にして片道2キロ弱、往復1時間の道のりでした。 とてもよい運動になりました。(負け惜しみ


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氷瀑が見たい・・・

2009-02-07 01:45:47 | お出かけ

 愛媛にも雪が降ったのは2週間前のこと。 新聞やテレビで白猪の滝が凍ったというニュース報じられました。  


 凍った白猪の滝を見たのはもう30年以上前のことです。 氷のシャンデリアと称される氷の滝をもう一度見てみたい・・・・
 でも、見に行こうとしたその日は雪で行けず、 そのうち雨が降りました。 雨が降っては氷も解けてしまうでしょう。 でも、ひょっとしたらまだ氷が残っているかもしれません。 なにしろ高い山の中にあるのですから。


 そういうわけで1週間前の土曜日、実家へ行く途中、滝へ行ってみることにしました。 他の方のブログで知ったのですが、見に来ている人もまあまあいるらしいので、きっと淋しくはないと思います。


 駐車場には10台ほど車が停まっていました。 
 


 駐車場から滝へのぼり始める川の堰堤からは、蕩々と水が流れていました。 ああ、これでは氷は全く期待できませんねえ。



 でもせっかく来たのだからーと山道を登りかけたのはいいのですが・・・・・


 なんと体のなまっていること! 足は重く、すぐに息が上がってしまいます。 そこで、おもしろい物を見つけてはカメラでカシャッ。 いや、休憩するために写真を撮っているという有様でした。


 何の実かわからないけれど、おもしろい



 開きかけたミツマタの花、 U字型に曲がった木の幹、 穴の開いた木・・・・


 ようやく体も慣れてきました。 杉木立の中を歩いていきます。



  



 杉にはもう花が咲きかけています。


 手前の黄緑色のが杉の花。 これから花粉が飛び出すのです。 この無数の杉からどれだけたくさんの花粉が飛ぶことやら。



 しばらく行くと 遠く山の中腹に滝の流れ落ちるのが見えました。



 眼下には谷川が見えてきました。 やはり水がー   ーつづくー


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大きい苺

2009-02-06 00:45:59 | くらし

 いちごはクリスマス前から出回っています。 でも、年末に買った苺のケーキは、苺がすっぱくてケーキそのもののおいしさが台無しでした。 やはり日照が足りないとおいしくないのですね。 本当においしくなるのはこれからです。 


 大きな箱にひとつずつ大切に入れられた大きな苺。 紅ほっぺという種類です。 おいしそ~。



 冬場はほとんど買ったことのない苺ですが、ついつい買ってしまいました。 といっても立派なのは買えず(意外と肝が小さいの)

  普通のパックに5個だけ入ったもの。 1個70円強。 高いですか? まあこんなものでしょう。



 だって、ほら! キーウィと比べてみてください。 普通の苺の3,4個分はあろうかという大きな苺です。



 大きい苺は水っぽくてあまりおいしくない・・・そんな我が家の定説 (うちは以前義母が苺を栽培していたので、おいしい苺は食べ慣れています) を覆す、予想外のおいしさ。 香りの良さ。 食べ応えのあるボリューム。 幸せな味でした。


 こちらは、道前平野で採れる苺だけでつくったお菓子です。 香料も着色料も使わず、苺だけでこの色、味、香り。 メレンゲ菓子なのですが、口に入れるとふわっと溶けて、苺そのものの香りが広がります。



 紫のシックな箱に入っていました。 名前は「苺一笑(いちごいちえ)」 


 パッケージにはこんな言葉が。


「『苺一笑』を食べていただいた方から美味しい笑顔が溢れるように・・・縁あって西条の苺を用いたお菓子を通して菓子職人として出会えるたくさんの機会を大切にしたいから・・・・・」


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立春

2009-02-04 23:13:17 | 植物

 昨日は節分でした。 朝から大雨で、節分祭にも行かず、椿さんにも行かず家にこもっていました。
 今朝の新聞には、先日わたしが訪れた香積寺の節分行事が報じられていました。 四角い、舞台のように見えたところで、鬼が参拝客の厄災を封じ込めたかわらけ(素焼きの土器)をわって厄落としをしたそうです。
 そして、双海町の2万本の菜の花が開花したことも載っていました。 水仙まつりで行ったときはぼつぼつ咲きかけているだけでしたが、写真では線路の斜面がかなり黄色く染まっていました。


 そして今日は立春です。 なんとなく空気が柔らかく春めいて感じられました。


 町に出て通りがかりに見つけたロウバイ。



 寒さの厳しいさなかに咲き誇り、春の訪れとともに終わってしまうんですね。



 



 これ以上近づくと枯れかけた花びらが目立ってしまいます。


 うちのロウバイは咲き始めるのも遅かったせいか、まだきれいです。 



 でもこんなにちっちゃい・・・・



  そして、こちらの鳥もそろそろいなくなってしまうでしょう。



 ジョウビタキのメスです。きょうはなぜかわたしのすぐ近くまでやってきて、「写して」と言わんばかり。 毎日決まったように塀の上にやってきてカタカタと言っていました。 冬の間楽しませてくれた鳥です。 


 春、夏、秋の終わりは名残惜しい気持ちが大きいけれど、冬の終わりは喜びの方が大きいと思っていました。 でも、冬の終わりにもやっぱり名残惜しいものがあるものだと、気づきました。
  


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伊予13仏参り その6 大連寺

2009-02-03 21:23:28 | 伊予13仏参り

 おまけのもう一寺


 松山市の南東部には13仏のお寺が3つかたまっています。 その中のひとつ大連寺です。


 今までと違って、新しい、シンプルな山門。


 



 山門脇の小さな植え込みに寒アヤメが咲いていました。



 本堂もまだ新しいです。



 本堂の前に段ボール箱が置いてあって、「古い開運軸を入れてください」と書いてありました。
見ると1枚だけ亥年のものが入っていました。



 お正月の3日間、伊予13仏のお寺では、双六参りと言って、枠だけを印刷した開運軸が配られます。 3日間の間に全部のお寺を廻って本尊の印を頂くのだそうです。 全部廻ると福引きをさせてもらえるんだそうですよ。


 そして、ここにもソテツがありました。 屋根より高い立派なもの。 こんなに大きなのは初めて見ました。



 金属製のパイプでしっかりと支えていました。


 これは、大連寺のお向かいにあった家です。



 母は、「まあ、昔の○○の家みたいな・・・」とびっくり。 ○○というのは、実家の方で代々続いた庄屋さんの家です。 そのとおり、この家も昔の庄屋さんの家なんですね。 


 国の重要文化財に指定されている「渡部家住宅」でした。 有名な建物ながら、見たのは初めてです。 身近なところにまだまだ知らないところがたくさんあります。


 公開されるのは土日の16時までだそうです。 残念、この日はわずかに16時をまわっていました。 外から拝見。


 門(長屋門)というのでしょうか、2階建てです!2階の手すりの彫刻がすてき。



 白壁と板壁と格子とが美しい門でした。 これは是非中を見てみたいです。



 こうして、予定外も終了して、帰路につきました。


 次の日から母は別荘でお籠もり(病院で放射線治療)です。わたしは父やねこの世話のため実家と家とを行ったり来たり。 今週いっぱいは気ぜわしい毎日です。


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伊予13仏参り その5 道音寺 西林寺

2009-02-03 09:20:49 | 伊予13仏参り

 香積寺から車で3,4分の所に、次のお寺道音寺があります。


 歴史を感じる堂々とした山門



 獅子と牡丹の彫刻が見事でした。



 山門から本堂へ続く道は、なんと伊予の青石。 手前の少し濃いめの石、これで1枚です。 とてつもなく大きな石を平らに切り取ったものをずっと向こうまでならべているのです。 美しくすがすがしい道でしたが、

 なんともぜいたく



 ここは、弁天様と



 お稲荷さんと



 仏様とが隣り合わせ。



 おもしろいお寺でした。 


 さて、次のお寺は四国88カ所の48番札所でもある西林寺です。


 道音寺とはまた違った風格のある山門をくぐり



 本堂へ



 隣に建つ大師堂は、真新しい建物でした。 紺色の幕には「平成20年」の文字が。 できたてのほやほやですね。 屋根のラインがとてもきれいだと思いました。



 納経所の前にはお庭があって、小さな池と仏様が。


 そしてここでも仏様に後光がさしているのです! わたしのカメラ、どうにかなったんでしょうか。



 池に近づくと、大きなこいが何匹も近寄ってきました。



 残念! えさをもっていません。


   
 どなたか盆栽を趣味にしてらっしゃるようで、マツやらさつきやらの盆栽がたくさん並べてありました。 それらをぐるっと見て回ってふと気がつきました。


 
 これ!



 いつもコメントを下さるちいさいねこさんのブログで見せてもらった不思議なもの。 ソテツの実です。 ふわふわの毛に包まれてたくさんついていました。
 それから、これ。



 空に向かって手を広げているみたいでしょう? 人間よりも背の高い、まるで木のようなうちわサボテンです。 指のように見えるのは実かな? これだけの花が咲いたらさぞかし見事でしょう。


 というわけで、西林寺で一番興味深かったのは、実はこのお庭なのでした。


 今回の予定はここまでーのつもりでしたが、近場だったこともあり、時間の余裕がありましたので、もう一つお参りすることにしました。ーつづくー


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伊予13仏参り その4 隻手薬師

2009-02-02 01:20:37 | 伊予13仏参り

 今日は良いお天気でした。 午後から、伊予13仏参りの続きに出かけました。
 今回は東温市にあるお寺を3カ所回る予定です。


 まず始めに 隻手薬師とよばれる香積寺へ



 お正月でもないのになにやらにぎにぎしい雰囲気です。



 旗をよく見ると、「節分祭」という文字が目につきました。どうやらその準備のために華々しく飾っているようでした。 節分祭は2月3日のようです。


  お参りする人はぼつぼつだけれど、とぎれずやってきます。本堂には折り鶴やらくす玉やら絵馬やらがいっぱい。



 小さなお堂の中にも



 折り鶴を供えてお願いするのでしょうか。


 境内はいたるところ節分祭の準備がすすめられていました。



 あちこちにテント。 そして護摩をたく準備も。



 これは舞台なのでしょうか。かなり広い台でした。



 本堂の奥に、子どもの背丈ほどの大きな壺が飾ってあって、その奥へも入れるようでした。



 そこはたくさんの木々に囲まれた庭と、大師堂(?)とがある場所でした。 句碑も2つ建っています。 


 水の流れ落ちる小さな池。



 庭に並んだ仏様の像に不思議な光があたっていました。 なんだか厳かな空間でした。



 庭を出たところで、白いねこちゃん発見。 写真を撮りたくて追いかけていきました。


 ねこちゃん、建物の出入り口らしいところで、上を見上げて「にゃあ~」



 すると中からお坊さんが出てきて、ねこをなでて、抱き上げました。 お寺で生き物が大切にされているのを見るのは心が和みます。


 母は、 合併して同じ東温市になったけど、来たのは初めてと興味深げでした。 わたしも時々通りかかったけど看板を横目で見るだけだったのです。 身近なところにもまだまだ知らないところがたくさんあるんですね。 そしてここでは毎月12日に縁日があるのだと言っていました (よく知っていたこと)。 なんだかもう一度12日に来たそうな様子でした。 
 もう一度つれてくるべきでしょうか?    ーつづくー


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着せ替えバッグ

2009-02-01 00:57:06 | レザークラフト

 さあ、一人ファッションショーを始めましょう。 黒革のバッグさん、お願いしま~す。

 腰に同革のサッシュベルトを巻いて登場です。 バックルも同じ革でくるんで作りました。



 持ち手は・・・・ショルダーにも、手提げにもなります。



 ベルトをはずしてみましょう。 花模様をカービングしてあります。



 おしゃれしたいときは、プリントの豚革で作ったコサージュをつけて。 あ、もうちょっと下がいいかな。



 バッグアクセサリーは工夫次第でいろいろ変化が楽しめそうですね。



 冬らしく。 ビーバーの毛で作ったファーニットの襟巻き。 カナダで買ってきたもの。



 ドレッシーな洋服に合わせて、革のリボンで華やかに。 豚革のプリントです。



 黒のオーガンジーのリボンと紫のリボンとを重ねました。 



 和柄の布をまいたらどうかな?



 実はまだ試作品なのです。 多少改善の余地あり。 
 我が家のお杉とP子のファッションチェックによりますとー


 クラフトはおばさんくさい。 でもね、それがないと一見既製品みたいに見えるじゃないですか。どこかで手作りだと言うことをアピールしないと~。
 革リボンの模様もおばさんくさい。 かわいいとおもうんだけどな~。
 コサージュの色も・・・・。 はいはい。

 と、相変わらずの辛口ですが、このバッグはぶじこが使ってくれることになっています。


 教室に持って行って自慢しちゃいました。 そこへやってきたのがクラフト仲間のIさん。 もう母くらいのお年の方ですが、洋裁もするし、編み物もするし、毎日意欲的に暮らしてらっしゃいます。
いきなり、「はい」と渡してくれたのは、もこもこの毛糸で編んだ襟巻きでした。


 わあ うれし~い 


  ひらめいた 



 まあ。かわいい。 止めているのは赤い天然石のブレスレット(子ども用)。 手作り市で、何かに使えるかなと思って300円で買ったのですが、ちょうどいい具合でした。


 ちょうど今の季節にぴったりじゃないですか。 寒くなったらバッグからはずして首に巻くといいな。 とっても暖かいんですよ。


 Iさん、ありがとう~。


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