昭和62年6月27日のわたくしの読書ノートをひっくり返していましたら、面白いことが書いてありましたのでついつい紹介してみたくなりました。
在校生たちが、元気に昼休みを楽しんでいるその声を聞きながら、生徒の成長の少しでも助けになればと思ってのことです。
中高生時代というのは悩みを持つことが多いと思います。わたくしなぞ、今でもそうですが。
で、くだんの読書ノートは、「人間の悩みのかなりの部分は、人とこころのふれあいが持てないことに起因している」とか書いてあるのです。
20数年前にそんなことを考えていたのかという思いがして、ずんずんとノートを読み始めました。
1 教職を楽しめ 仕事には、WorkとLaborとある。Workには楽しみがあり、自分のパーソナリティの表現がある
2 シナリオ人間ではいかん。自分から仕事を見つけ出せる人間であること
3 役割を媒介とするつきあいだけだと、役割の喪失とともに人生と分離してしまう
4 われわれは決して自分だけで生きているわけではない。縁があって生きている。人様のおかげで生きている。
5 役割の世界に安住していると、わずらわしい人間関係から逃れたと喜んでいると、人間としての原点を見失うことになる
6 魅力ある人間とは、役割を抜け出した自分を表現している人物のこと
7 ベタツキというのは、愛情乞食。自分の苦境を語るのもこれ
8 ものに動じないため、やたらに人にべたつかないため、人生が自分にとってどういう意味があるかを把握しておくこと
9 人生の意味 自分で人生の意味を創造せよ。若干の不安と孤独に耐えよ。天上天下唯我独尊でいけ。創造のためには多様なものに触れよ
10 人間は、人生で自分を賭けるものを持っているとき、不安・孤独に打ちひしがれることはない
11 われわれは、人生で、自分のなしたいこと、なすべきことを持たねばならない。自分の居場所(アイデンティティ)を持て
12 悩む人間は、まともでないビリーフ(固定観念)を持っている人 受け取り方ひとつなのだ
13 人に好かれねばならぬ こういうビリーフを持ってはダメ。人に好かれないと自分では生きていけないと思っているから。本当は、一人でも生きていける、人に好かれるのにこしたことはない、と思うこと
14 親心(父母性)、おとな心(計算)、子ども心(純粋)を持て
15 人生ではふれあいを拒否しないと生きられないこともある。生きる哀しさとはそのことだと思う
16 自己嫌悪とは、あるがままの自分を認められない人 そういう人は他者をも嫌悪する
17 凡人中の凡人でなぜいかんか 凡人とは、無理の無い力まない生活をしている人のこと
18 成長とはナルシズム(うぬぼれ、自己中心性、万能感)が崩壊していくこと
これくらいにしましょう。
どういうことを感じましたか?
またこのブログで語ってみたいことの一つです。
時間になりました。
また、明日。
(国分康孝先生のつきあいの心理学からの読書ノートでした)
在校生たちが、元気に昼休みを楽しんでいるその声を聞きながら、生徒の成長の少しでも助けになればと思ってのことです。
中高生時代というのは悩みを持つことが多いと思います。わたくしなぞ、今でもそうですが。
で、くだんの読書ノートは、「人間の悩みのかなりの部分は、人とこころのふれあいが持てないことに起因している」とか書いてあるのです。
20数年前にそんなことを考えていたのかという思いがして、ずんずんとノートを読み始めました。
1 教職を楽しめ 仕事には、WorkとLaborとある。Workには楽しみがあり、自分のパーソナリティの表現がある
2 シナリオ人間ではいかん。自分から仕事を見つけ出せる人間であること
3 役割を媒介とするつきあいだけだと、役割の喪失とともに人生と分離してしまう
4 われわれは決して自分だけで生きているわけではない。縁があって生きている。人様のおかげで生きている。
5 役割の世界に安住していると、わずらわしい人間関係から逃れたと喜んでいると、人間としての原点を見失うことになる
6 魅力ある人間とは、役割を抜け出した自分を表現している人物のこと
7 ベタツキというのは、愛情乞食。自分の苦境を語るのもこれ
8 ものに動じないため、やたらに人にべたつかないため、人生が自分にとってどういう意味があるかを把握しておくこと
9 人生の意味 自分で人生の意味を創造せよ。若干の不安と孤独に耐えよ。天上天下唯我独尊でいけ。創造のためには多様なものに触れよ
10 人間は、人生で自分を賭けるものを持っているとき、不安・孤独に打ちひしがれることはない
11 われわれは、人生で、自分のなしたいこと、なすべきことを持たねばならない。自分の居場所(アイデンティティ)を持て
12 悩む人間は、まともでないビリーフ(固定観念)を持っている人 受け取り方ひとつなのだ
13 人に好かれねばならぬ こういうビリーフを持ってはダメ。人に好かれないと自分では生きていけないと思っているから。本当は、一人でも生きていける、人に好かれるのにこしたことはない、と思うこと
14 親心(父母性)、おとな心(計算)、子ども心(純粋)を持て
15 人生ではふれあいを拒否しないと生きられないこともある。生きる哀しさとはそのことだと思う
16 自己嫌悪とは、あるがままの自分を認められない人 そういう人は他者をも嫌悪する
17 凡人中の凡人でなぜいかんか 凡人とは、無理の無い力まない生活をしている人のこと
18 成長とはナルシズム(うぬぼれ、自己中心性、万能感)が崩壊していくこと
これくらいにしましょう。
どういうことを感じましたか?
またこのブログで語ってみたいことの一つです。
時間になりました。
また、明日。
(国分康孝先生のつきあいの心理学からの読書ノートでした)