と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

最期の挨拶

2008年10月16日 23時13分10秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 あまり時事問題というか、マスコミに登場してくる話題は避けてきましたが、今日の千葉日報「房総録」の額賀 信氏の「最期の挨拶」という文章に心を揺さぶられました。

 友人から聞いた話だということです。愛犬を飼っておられるその友人宅で、ある晩いつも玄関で寝ている愛犬が、家族の方が寝静まってからコツコツと足音を立てて寝室の前まで来て、しばらくしてからまた足音を立てて戻っていったのだそうです。通常は庭で飼っていた柴犬で、年をとってきたので、玄関に入れていたのだそうです。

 翌朝のことです。その愛犬は戻って行った玄関で横たわって亡くなっていたのです。なんとか弱った体で玄関の高い上がり口をよじ登って、廊下を歩いてきて、友人の寝室の前でうずくまっていて、それから自分の寝場所まで戻って死を迎えたのだということでした。

 筆者は、犬の最期は知識があるとか、ちょっと記憶力が良いとか、そうした人の基準をはるかに超えて荘厳だと書いておられる。いい話を読ませていただきました。


 動物セラピーというのがあります。

 いろいろな場面で使われていますが、わたくしは人間関係を円滑に進められない人にも有効なのではないかと思ってきました。体験上です。

 そして、いかなる生き物にも命の限界があるということを知る経験の大切さも重要視しています。永遠に続く生命はありませんから。そのことから何を考えるかは別問題として。これ以上はそのことにふれませんが。

 交通安全教育にずっと携わってきただけに、「命の大切さ」を在校生に強く強く訴えていきたいと思っています。

 内面的な価値観の育成にとどまらず、実践的な課題として意識していただきたいと心から願っています。

 確かに義務教育には特設道徳教育の時間があります。そこで、内面的な道徳的実践力を育成してきたのが、小中学校です。究極的には道徳実践を目指すのが、道徳教育の大目標でしょう。

 これはすっかりそのまま、交通安全教育にも当てはまります。ずっとそういう気持ちで17年間の担任時代を過ごしてきました。

 何度でも言いたいのです。


 「大事にしましょう、あなたの命を」


 また明日。
 


コメント
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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/