読書の秋となりました。あるいは勉強の秋とも・・・
なぜ読書の秋なのでしょうか。読書の夏でも、冬でもいいと思うのですが。
ところで、百歳になってもスキーにチャレンジしていた三浦某氏は、そのこと自体が目的であって、別に長生きをしようとしてスキーをしたのではないということをラジオで聞いたことがあります。
筋肉も体もそうなってしまったのでしょう。
つまり習慣の大切さということなのでしょうか。
公園で、日向ぼっこでもしながら、本でも読むのがいいなぁと思うことがあります。それも習慣になってしまったらもっといい。
構えて読書しようとするとなにか辛くなっていけません。あくまでさらりとやるべきでしょう。ブログに動画を載せている高校がけっこうあり、いろいろ勉強させていただいています。これも同じです。構えてやとうとすると、まったく面白くないのです。楽しい学校紹介を作ってみたいとそれだけでやる気になるんですから、不思議なものです。
さらりと何気なくやる、やってみるというのが長続きする「コツ」なのかもしれません。勉強も然りです。特に長時間、長期間の場合は。
昨日、柔道の稽古の帰りにベルリン自由大学で学ばれた白鳥春彦先生の「勉学術」を買ったので、ずっと読んでいました。読了してしまったのですが、大いに肯定できる部分がたくさんあって、思わずインターネットを捨てようかと思ったくらいでした。
インターネットは読書の邪魔になるということも書いてあって、苦笑しました。それに飲酒。これもまた読書の邪魔になる。
本を買う金を惜しむな!と力説もされていました。ローンを組んで本を買う金も乏しいのでは本末転倒だとも。
本は傍線を引きながら読むべし。そのためには図書館の本にひくわけにはいかないから、自分で買えと仰る。そのとおりです。わたくしは、借金をしてでも教育書と古今東西の思想書を買え、おまえはまったく優秀ではないのだから懸命に努力しないと教員としてついていけないぞ!と亡き母から何度も説教されて、そのとおりの人生を送ってしまいました。悔いはありません。ただし、教育実践家としては亡き母にはかなわないと思うしかない日々ではありますが。
白鳥先生には特に難解な書物の読み方を教わりました。哲学関係の本は、解説書を読むなと言われる。かえって難しいと。カントしかり。岩波文庫で出ていれば直接アタックせよとのことです。目から鱗です。またまた良い本にであえました。ありがたい限りです。
在校生諸君!
今週定期テストがありますね。
さらりと、長時間、がんばってくださいね。