朝の10時から、夜の9時まで手弁当でまったくもの好きでありまする。
久しぶりに完全ボランティアをやらせていただいた。ありがたいものである。昨日の文化会館で行われたイベントで、審査員をさせていただいたからである。ボランティアである。
朝の10時から夜7時までかかった。かたづけが終わってから、夜8時にご苦労様会。それも会費制だから、カネ払ってこういう会をやって、楽しかったと言っているわけである。どうせ自腹だから、ボキは日本酒をちょっとだけ呑んじゃった。後が怖いけど。いろいろな意味で。
これが完全ボランティアということである。楽しいものである。報酬がまったくないということでないと、ボランティアというものは成立しない。だから楽しいのである。
アルバイトとは違う。
しかし、参加人数が観客数で1000人(総数)いるとなると責任も生じる。これにはびっくりした。
なにをやっていたのかというと、旭いいおか文芸賞というものである。詩人の高橋順子氏を囲む会という組織が立ち上げて、津浪で深刻な被害を受けた飯岡地区の震災を語り継ごうというNPOがやっているのである。高橋順子氏は、匝瑳高校から東京大学の仏文を出られた俊秀である。
そして、海に関する詩や俳句、エッセー等々を文化会館で発表するという企画である。作品は約2000近く集まった。そこから一次審査で50数名に絞り、昨日は作者に朗読をしてもらってそれを審査する会であった。
NHKや神奈川テレビ・千葉テレビ等々の映像メディアをはじめ、読売、毎日、千葉日報等も取材に来ていた。ここから先はあまり興味がないけど。
ボキは、審査員をさせていただいた。これまた楽しかった。こういうのが、ボキの好きなことなのである。文芸的なものに関わるということがである。
審査員会議も何回も行われた。一回だけ、イタリアに行っていて参加できなかったけど。むろん手弁当である。旅費なんか出ない。だから尊い。自画自賛である(^_^)。
海の見える小高い丘から九十九里浜を見て、審査員会議に参加していた。この一年間。会長が経営するレストランでやっていたのである。毎週月曜日が休みだからである。すばらしい会長である。たいした方である。しかも会長は女性。ご夫妻で、津浪からの立ち上がりをしようという組織を立ち上げて活躍されている。これぞボキのこれからの目標である。
テメェのことしか考えていないというようなヤカラとは違う。枕の下に福澤諭吉さんを敷きつめて、じっと抱きしめて、誰をも信用せず、誰ともつきあわず、世間の皆様を愚弄しているようなジジイやババアになっちゃアカンのである。
非常にいい体験をさせてもらった。
審査員の講評ということでもクッチャベッテしまったけど、大勢の前でしゃべるのは得意中の得意である。ジョークを交えながら、しゃべった。
「私は肩書きのない審査員です。他の審査員の先生がたとはちょっと違っています。老人大学と一応書かれていますが、そこの生徒であります。ですから老人大学のセンセではありません。一応長い間、高校のセンセをさせてもらったので・・・・・」と始めた。
笑われてしまったけど。
次に「今日、登壇された方々には豊かな才能を垣間みた気がしました。これからもがんばってください」とやって、ここからちょっと辛口の寸評を。「日本語というのは、イのクチの形でなんでも発音をしようとするから・・・」と持論を言わせてもらった。だから、外国人に理解できなくなるのであると申し上げた。「定年退職後、生涯学習でもって、ある大学の大学院に3年間通っていましたので、外国人留学生との接点はたくさんありましたから」と。
退学した某大学大学院がこんなところで役に立つとは・・・トホホである。
わははっははっっはっっははははっは。
この辛口寸評は、終わってからのご苦労様会である人に褒められた。指導者への辛口批評であったから。そう言われた。聞いている人なんか誰もいないと思ったが、いたのである。
ありがたいこと限りなし。
さ、今日も天気晴朗である。
歩いてきましょう。
徘徊と間違われない程度に。怪しいジジイでありますから。
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