否。。恩返しではなくて、恩おくりである。マジにそう思う。それだけいろんな方々から教えをいただいてきたのだから。
今日は九十九里浜からちょっと内陸に入った香取市にあるO中学校に行ってくる。交通安全講話をやってくる。この中学校は今日で3年目になる。オファーがあるだけありがたいものである。
この交通安全講話は、千葉県がやっているシステムで、学校はボキの交通費だけ負担すればいいだけの制度である。だから、内容については工夫をしているつもりである。
パワーポイントと動画(MPG4)を駆使してしゃべってくる。導入はインドの交通事情の動画からである。相手に応じて話を工夫しているつもりである。むろん交通事故統計は最新の数値を出している。
さらにある。それは宮本武蔵の五輪書に書かれている「目の使い方」である。剣の戦い方として、目をどうやって使うかというのが書かれているからだ。これもまたパワーポイントに昨日導入してみた。なるほど、交通事故防止と剣の試合は共通している。命がかかっているからだ。交通安全というのは、下手をしたら命を失う可能性もあるからである。
先生方の指導も行き届いていて、話が終わったら生徒代表がお礼の言葉まで言ってくださる。まるで孫に言われているようである。かわいいものである。
しかし、残念なのはこの制度あまり知られていないのである。
それよりなにより、ボキは交通安全のことがライフワークになっているのだ。かつての教え子を亡くしているからである。何人も。オートバイで。
だから真剣にやらせていただいている。
こんなボキでもお役に立っているのかも知れないと思うからである。せめてもの恩返しである。これまでやってきたことが、いくらかでも若い世代に役に立つならばこれにこしたことはないからである。
そういえば、成田山新勝寺でも言われたっけなぁ。「恩返し」ではなくて、「恩おくり」だっていうことを。これまでいただいた恩を返すのではなくて、恩を次世代におくっていくことこそ「恩おくり」だということを。
恩を返すというのは、あくまで自分中心だものなぁと思うからである。
恩は、いただいたこと自体が感謝である。こんなアホなボキでも捨てないで恩を施してくださる方々が、これまでたくさんおられたから、今のボキがいるのだ。亡父も亡母もである。多くの恩師の先生がたからも大きな恩をいただいてきた。むろん家族もである。古女房ドノをはじめとして、子ども達にも恩をいただいてきた。それを素直に感謝すべきである。
(_ _ )/ハンセイだけがある。自覚していないからである。ホントウに悪業三昧であった。
立ち直らんといけないですな。
マジに。
(^_^)ノ””””