ビジネスマンで出世競争に明け暮れた御仁は、人生の節目なんてぇことは味わってこなかったのだろうなぁと思うことがある。ビジネスの世界では、なるほど成果をあげて、成功者の一人になったのだろうが、人生の節目を考えているヒマも時間もなかったというのではあまりにもサビシイではないか。
人間関係も全部ビジネスの関係者だけというのでは、薄っぺらである。それほど重要な人間関係もなかったのにちがいない。
節目節目で、後戻りすることもあったし、前進することもあったというのが、ボキの感想である。
仕事は一応定年までやった。しかし、それから後が実に楽しかった。大学院に入学したし、バイトも複数やってきた。修士課程は、定年直前に卒業したし、なんも悔いることがない。老人大学にも入った。そしてそこは卒業した。老人のお友達もできた。仕事なんかとはまったく関係ない人間関係である。
さらにある。それはバイトで出来た人間関係である。こっちもなかなか濃厚なもんである。
仕事で作った人間関係は、切れたものと、未だに続いているのがある。ありがたいものである。
ただし、柔道だけは遠慮した。もう稽古ができないからだ。かつての柔道の教え子たたちが柔道教室のセンセをしているが、体力的にもうできない。無理である。やせちまったのだ。かつて、90キロあった体重が、70キロ前半なのだから(^_^)。
だから永久4段である。もうこれ以上は要らないし、無理だ。寝技を得意としていたが、それももう無理。
時期というものがある。それが「節目」なのである。節目にふさわしいことをすればいいだけである。体力に応じて、健康に応じて。能力はまったく以前から無かったから、これには節目がなかったけどねぇ。
年賀状が来なかったからと言って腹を立てている必要もない。切りたいと思っているのだったらそれでいいではないか。それっきりの関係でしかない。
ボキは、これから何回も「節目」を迎えていくのだろう。転機と言い換えてもよいのかもしれない。
ジジイだけど、まだまだ成長していくのだろうから。
わははっはははっははっはははっはははっはははっははっはははっはは。
BYE-BYE!