千葉市に行った。夕方から宴会が予定されていた。家には家人もいなかったので、早めに行った。10時16分の電車であった。千葉市からも遠い地域に住んでいるので、千葉市に着いたのは11時30分過ぎ。
それからゆっくり歩いて書店巡り。二軒。古文書演習という参考書を二冊買った。さらに、「古文書講師になれました わたしの独学体験」(柏書房)も買った。こっちの方が参考になった。これは、電車の中で読了した。勉強法を含めて、これまで感じていた疑問も解消した(^_^)。
著者は宇野藍子さんという方。史学科卒ではない。コンピュータの専門家である。情報処理。だから、説得力があった。ボキと一緒で古文書は素人なのである。ボキも大がつくほどの素人。
ともかくタノシイ本だった。夢中で読んだ。赤線引っ張りながら。
昼食は、餃子ランチ。650円。安かったなぁ。一緒に生ビールも飲んじまったけど。
そしてまだまだ時間がある。むろん計算していた。歩いて京成ローザという映画館に行った。
なにを見たかというと、話題になっている「男はつらいよ お帰り 寅さん 」であった。寅さんの甥っ子が、小説家になっていた。甥・満男である。あの小さかった満男が一人前になっていた。ということは、ボキも年取っていたってぇことだが。
妻を亡くして、一人娘と一緒に暮らしている満男がかつて思いを寄せた泉のその後の物語。別々の人生を生きてきた二人を軸に、さくらや博、そしてくるまやを囲む人たちを描く。
これは見応えがあった。思わず涙した。
だって、この映画の舞台は、苦学していた学部生の時に新聞配達していた葛飾柴又なのだから。ボキは、この東京の下町の方々に実にかわいがってもらったからである。苦労していたけど、苦労が苦労ではなかった。むしろ、楽しかった。応援もしていただいた。どこの大学に行ってるの?とか聞かれたっけ。頑張りなさいよ、とも言われた。経済新聞を配っていたから、銀行員とか投資家とかともかく金持ちが多かった。ありがたいものであった。
今のダメジジイぶりを見て、寅さんだったら、ボキになんと言うだろうかと思った。
まさに永遠の青春である。
夕方宴会が終わって、二次会にも行って、8時45分発の電車に乗った。帰ってきて、風呂に入って寝た。
心地よい一日であった。
寅さん、また会いたいなぁ。
BYE-BYE!