ボキは、20歳のころから爺むさかった。さらに生気がなかった。髪の毛は若い時から薄かったし、眼鏡はド近眼。さらに歩き方が最悪。がに股で、しかも両手が脇につかない。まるっきりヤーコーのような歩き方だった。さらにある。声が悪い。高校時代に応援団というのに入っていて、悪い先輩等に喉を潰せと言われて、真面目なボキは本当に声がでなくなっちまった。かわいらしい声だったのに、これは今でも残念である。
今、本当に爺になった。孫までいる。三人もいる。
うつむき加減に歩いているし、下しか見ていない。でないと、ひっくり返るからだ。つまり転倒の危険性がある。二年前に、千葉市の私立高校で非常勤のアルバイトで国語を教えていたときに、転倒した。危なかった。朝散歩をしていたときである。眼鏡の度を変えて、ちょっと感覚がおかしかった。そしたら、転倒したのである。
以上のような理由で、ボキはまったくモテナイ。そういう気も無い。ましてや、安酒場のクサイ香水を嗅ぎながらアルコールを呑むというのも辞めたし。まったく女性と会う機会もない。なくて当然。きゃ~~~~~っと言われて逃げ出してしまうからだ。相手が。
わはっははっははっはっはははっはははっははっはっははっは。
したがって、一人飲みが多くなってしまった。それに、アルコールは身体に悪い。酔っ払うと大学院のレポートも書けないからなぁ。こっちはけっこう真面目にやっているからだ。大学院の学費を稼ぐためにバイト7つもやっているのだから。バイトが首になってしまったら、またまた中退になっちまうではないか。
こんなボキでも、たまに人と会うのはタノシミである。
今日がそうだ。これから出かける。同窓の人だ。少人数だけど。行ってくる。一番最初の大学学部の人たちだ。苦学していた時代である。
ミンナ爺になっている。お金はボキなんかよりはるかに持っている。会社経営者も多い。
でも、ボキなんかよりハンサムである。世の中不公平である(*^O^*)。
さ、それでは杖でもつきながら出かけてまいりますかな・・・・トホホ。
BYE-BYE!