昨夜、大雨が降ってきた。塾の帰りである。夜も10時近かった。途中ドラッグストアに寄って缶ビールを買ってきたからちょっと遅くなった。聖人君子じゃあるめぇし、たまのビールくらい飲みたいからなぁ(笑)。
しかし、薬局にビールというのは笑ってしまう。たくさん酒を飲んで胃薬を買っていたらまるで落語ではないか。藤沢周平ならどう描くのであろうかと、ふと思った。無口な職人が一人ぽつんと夕暮れの居酒屋でめしと一緒に飲む。魚はあぶったイカでいいとなると、まるで八代亜紀の演歌であるけど。
無口なのがいい。あこがれる。男らしいではないか。男は黙ってサッポロビールだよん。
ボキはダメである。そういう点では。👄から先に生まれてきたからだ。? 違うな。ボキは逆子だったから逆じゃ。亡母に迷惑をかけたから、まことに申し訳ないと思っているけど。
要するに、減らず口なのである。もっと言うと、アホなのである。余計なことばかりくっちゃべっているから無駄なこと限りなし。さらにある。無駄な銭を使ってばかりいる。海外旅行が好きなのも無駄銭使い。生涯学習ごっこと自称して無駄な銭を使ってばかりいる。
存在そのものも無駄。
なにかになってやろうと思ったことは一回もないし。出世しようとも思ったこともない。好きなことを好きなようにやって、朝から川に釣りに出かけて、夕方ぼんやりとして帰ってくるというのもまたいいもんだから。釣果なしというのがいい。釣果なしというのが、ボキの人生みたいだからなぁ。
亡父がそんな男だったからだ。なんの出世もしなかったが、あれはあれでシベリア抑留体験からリハビリをやっていたんだろうと今になって思う。ソ連に抑留されて、本物の共産主義に散々痛めつけられて帰国したのだ。多くの戦友たちが、シベリアで死んでいった。一日に黒パン一つしか与えられなかったと生前よく言っていた。なにが共産主義だ?と酒を飲むと言っていた。建前とウソの世界。
それからボキも建前とウソが嫌いになってしまった。そして、定年までそれが通用するような世界で生きてきてしまった。残念でならない。
もっともアレか。定年までそうやって生きてきたから今の年金生活があるのだ。
感謝感激雨あられである。
わははっははっはははっはははっははっはははっははっははっははは。
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