任天堂の携帯ゲーム機のソフトが好調らしい

こんにちは。

NintendoDSが好調らしいです。
本体の販売台数が年内に400万台に到達しそうな勢いだとか。

ソフトもPS2のように発売直後に売れたら、あとは停滞という
感じではなく、じわじわ断続的に売れ続けているようです。
そこら辺はPS2と違って、ユーザー層が子供も多い任天堂なので、
大人が子供に買ってあげる場合に、店員さんのオススメで
最新作じゃないものを買っているからかもしれません。

あとはハード購入の際に同時購入するソフトが
かなり決まっているとか。いわゆるキラーソフトってやつです。
その売れているDSとGBAのタイトルは以下のものです。

Nintendogs(約80万本出荷)
脳を鍛える大人のDSトレーニング(約70万本出荷)
やわらかあたま塾(約65万本出荷)
スーパーマリオブラザーズ(約90万本出荷)

Nintendogsは発売してから半年以上経つのに未だに売れ続けている
驚異的なソフトです。まさにDSのキラータイトルです。
スーパーマリオ以外は、ある程度の売り上げが見込める
安易な続編じゃないところに任天堂の本気度が伺えます。
「脳を鍛える大人のDSトレーニング」や「やわらかあたま塾」は
2800円という定価も嬉しいです。

そして上のソフトにはいずれも共通点が見受けられます。
それは「毎日ちょっとだけプレイ」するソフトだという事です。
携帯ゲーム機の王者らしく、よく分かってます。
PSPは持ってないので何とも言えませんが、どうも
「毎日ちょっとだけプレイ」というよりは
「PS2のヒット作を外出先でも」というように売り出している
ように思えます。
プレイ時間についてはあまり考えていないのでは。

GBAで最近発売された通勤ヒトフデも2800円です。
これも「1日1問、アタマの体操」というコピーが踊るように、
「毎日ちょっとだけプレイする」低価格なゲームですね。
この路線、私は支持します!

ヨメが「逆転裁判~蘇る逆転」をクリアーしたようなので、
次は脳年齢を若返らせる為に「脳を鍛える大人のDSトレーニング」
でも買ってあげようかなぁ。
前に体験版をダウンロードしましたが、ヨメの脳年齢は60代…。
今も絶対ガチガチですわ。

間違えて、コレを買ってこないようにしないとネ☆

それでは、失礼します。
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【長文】Wizardly 狂王の試練場(FC)

こんばんは。

前から書こうと思っていたのですが、長くなるのと
忙しさにかまけていましたらレトロゲームの雄、しんざきさんの
不倒城で記事になりました。
「レトロゲーム万里を往く その43 ~Wizardry伝説・序文~」
(不倒城:2005.10.20)

もう素晴らしいの一言です。詳しい解説などはそちらを参照頂いた方が
早いと思うのでこちらでは割愛します。

私がWizardlyを知ったのは中学1年くらいだったかと思います。
ファミコン版「Wizardly~狂王の試練場~」(以下Wizか「1」)を
友人から借りて、やってみる機会がありました。

その当時はドラクエ2とFFが出た頃です。
当然周りのRPGの話題はその2本中心ですが(私もやりましたが)、
私の中学時代の3年間はWizardlyと女神転生と里見八犬伝(ぇ)
に明け暮れる日々でした。

もうどっぷり漬かってしまってました。
初日。キャラクターメイキングという名の罠にハマる。
数時間を費やしてパーティー6人に高いボーナスポイントが出るまで
粘ってしまった。
酒場でパーティーを組んで冒険に出発。

…とここで当時気付きましたが、ドラクエ最高傑作と名高い
ドラクエ3はパーティーを組んで、転職も出来て…。
ってドラクエ版Wizじゃん。
もっとも堀井さんも昔Apple版のウィズにハマったと言ってて、
ウルティマやWizのようなRPGをファミコンで作りたいと
言ってたようなので、影響はあるでしょう。

いきなり無垢なユーザーにドラクエ3を叩き付けても受け入れて
もらえないと判断したのか、段階的に彼はリリースしました。

【ドラクエ1】
●RPG初心者に「こういうものですよ」と1人の勇者の物語を提供。
●世界も広くしないで移動手段は徒歩と呪文、アイテムに限定。
●キャラクターは鳥山明で親しみやすさを。
●音楽はすぎやまこういちで、繰り返し短い感覚で流れる音楽を
 作曲してもらった。

【ドラクエ2】
●敵味方ともにパーティー制度を導入。
 主人公は長所、短所を合わせ持つ王子、王女の3人になる。
●世界も広がり、移動は船も追加。

そして【ドラクエ3】。
●主人公の勇者は変更できないが、それ以外のメンバーの職業は
 任意に選択、転職などが可能に。

ここでやっと堀井さんのやりたかったシステムにファミコンの
ユーザーが追いついた、という感じでしょうか。
当時いきなり「1」をリリースしたアスキーはそこら辺を考えずに
移植したのかちょっと疑問です。


さて、「1」のストーリーは
> 魔術師ワードナに盗まれたアミュレット(護符)を、狂王トレボーの
> 命により奪還しにゆく


とあるにはあるものの、そんなものはすっかり忘れてしまいました。
そのくらい魔力のあるゲームです。
極論すれば、Wizの魅力って言ったら

●キャラクターメイキング
●末弥 純の素晴らしいイラストの世界観
●終わりなきレベル上げ
●アイテム収集


この4つに尽きると思います。
他にも序盤のカモのマーフィーズゴーストのモデルのマーフィー君は
ああだとか、グレーターデーモンの養殖はどうだとか、
クリーピングコインのブレスってそよ風みたいで気持ち良さそう、とか
いろいろあるんですけど。

あとはダンジョンの高速移動。上に紹介したファミコン版の「1」は
ダンジョン内の移動がものすごく速いです。十字キーの上を
押しっぱなしにしておくと時速何キロだ?と思うくらいの
速さで移動します(続編の移植では残念ながらもったりしてしまいました)

そしてWizの魅力の根幹は何と言っても「想像力」です。
あくまで正統派のWizでいうと、3D視点で進むゲームの為に
キャラクターのグラフィックはありません。
それによりキャラクターの情報は文字と数字のみ。
名前は、種族は、属性は、レベルは、年齢は、所持アイテムは…?
これら全ての情報はユーザーの想像力によって、キャラクターの
イメージとなって還元されます。
例えば、
人間の中立の属性で、年齢は20。戦士でますらおのけんを所持。
ドワーフの善で、年齢は25。戦士を経てロード(君主)に転職。
エルフの善で、年齢は24。魔法使いからビショップ(司祭)に転職。
ホビットの悪で、年齢は18。盗賊から忍者に転職前。手裏剣が出たら転職。
…といった具合のキャラクターで想像力が働きます。
FFは1からそうですが、外見も装備した武器も全部表示するので
そういう想像力は働く余地がありません。

ダンジョンもファミコン版は石壁表示と線画表示が出来ますが、
線画だけしかやっていないユーザーはもう想像力が働きまくりでしょう。
最近のFFとFC版のWizをプレイして、プレイ中の脳波とか測定したら
きっと興味深い結果が出ると思います。

ゲーム機の性能が上がってグラフィック表示も素晴らしくなりましたが、
何でもかんでも表示するのは、かえってユーザーの想像力を狭めて
しまって良くないような気がします。

最近のレボリューション、PS3、XBOX360という次世代機(って何世代目だ?)
の記事を見て、そう思いました。

それでは、失礼します。
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